1.夏休みの恒例行事だった「ラジオ体操」
「ラジオ体操」と言えば、小学生の頃、夏休みの早朝に小学校の校庭に集まって全員で体操した後、「はんこ」を押してもらうのが楽しみでしたね。
あのラジオ体操が「究極の健康法」と呼ばれていることをご存知でしょうか?小田和正さんも全国ツアー中の体力維持のために、ラジオ体操をバンドメンバーとともに実践していたそうです。
小田和正さんと言えば、元オフコースのリーダーで現在ソロのシンガーソングライターですが、今年71歳の「団塊世代」です。私は彼のほっこりと癒されるような歌声と美しい旋律の楽曲が大好きです。明治安田生命のCMでもおなじみですね。
彼の今年5月にスタートしたツアー「ENCORE!!」(アンコール)は、21会場・48公演で40万人動員を記録し、地震で延期の大阪公演を除いて10月31日の横浜アリーナでのコンサートで幕を閉じました。
この半年以上にわたる長丁場のツアーと3時間のステージを支えたのは、バンドメンバーとともに続けたラジオ体操だったというから驚きです。もともと、スポーツジムに通ったり、腹筋や体幹を鍛えることに熱心な方だったそうですが・・・
2.ラジオ体操は究極の健康法
今年は奇しくも、ラジオ体操が始まってちょうど90年になるそうです。ところで、我々が小学生や中学生の頃にやっていたラジオ体操は、形だけをまねた「おざなりな体操」だったように思います。
しかし、反動を使わずに、太極拳のようにゆっくりした動作で、きちんと体を伸ばすべきところは伸ばし、曲げるべきところも限界まで曲げれば、結構汗をかきます。これによって「血行促進による肩こりや首のこりの解消」「柔軟性の向上」「新陳代謝の向上(ダイエット効果)」「便秘の改善」「冷え性の解消」「免疫力の向上(病気になりにくい)」「背骨や腰椎のゆがみ対策」など多くの効果が期待できるそうです。「究極の健康法」と言われる所以(ゆえん)です。
ちゃんとしたラジオ体操をすると、結構な運動量になるということです。私も、初心に帰ってもう一度ラジオ体操に挑戦してみたいと思います。
あの「ドタキャン」で話題になった70歳の沢田研二さんにも、このラジオ体操をぜひ教えてあげたいものです。それと、一歳年上の小田和正さんが、本業の歌のステージでもこんなに頑張っていることも・・・