私は、最近まで「YouTube」のことをあまり知りませんでした。ただ、前に子供に人気のある「ユーチューバー」のヒカキンさんの記事を書きましたので、およそのことは分かったつもりでいました。
ところが、つい最近、「子供ユーチューバー」がたくさん現れ、その中には「億単位」の収入を得ている子供たちもいるという話を聞いて驚きました。
今の小学生の「なりたい職業ランキング」でも、「ユーチューバー」は上位に入っています。(2017年度調査では6位にランクイン)
1.日本の「子供ユーチューバー」とはどんな人たちか
ここで「子供ユーチューバー」というのは、「小学生以下のユーチューバー」のことです。
日本の「子供ユーチューバー」のトップ7と2017年度の年収は、次のようなものです。
1位:プリンセス姫スイートTV(年収 1億円以上)
2位:Kan & Aki’s CHANNEL(年収 1億円以上)
3位:キッズライン Kids Line(年収 約7,400万円)
4位:HIMAWARIちゃんねる(年収 約2,500万円)
5位:70cleam(年収 約2,200万円)
6位:がっちゃんねる★The Gacchannel(年収 約2,000万円)
7位:ここなっちゃん(年収 約2,000万円)
2.世界の「子供ユーチューバー」とはどんな人たちか
世界には、日本よりもっとすごい「子供ユーチューバー」がいます。世界一稼いでいるのは、アメリカの8歳のライアン君で、推定年収が25億円もあるそうです。父親は日本人(日系アメリカ人?)で、母親はベトナム系アメリカ人とのことです。
2位は、ジェイク・ポールさんで推定年収約24億円、3位が、チャンネル「デュード・パーフェクト」で推定年収約22億円です。
ライアン君のチャンネルは、両親が2015年3月に立ち上げたもので、投稿された動画の再生回数は、260億回近くで、フォロアー数は1,730万人に達しています。
彼の動画の内容(テーマ)は、「ライアンのおもちゃレビュー(Ryan Toysreview)」と呼ばれています。
彼は、電車や車が大好きで、レゴやディズニーのキャラクターで遊んだりします。しかし、普通の子供と違うのは、その様子を両親たちが動画にとってYouTubeに投稿することです。
ただ遊ぶだけでなく、おもちゃやIT機器などの商品を開封しながら、その機能などを大喜びしながら説明するもので、「アンボクシング(開封)」系コンテンツです。
母親(以前は高校教師)は、ライアン君のYouTube活動に専念するために仕事を辞めたそうです。そしてプロに撮影を依頼し、編集もプロがしてYouTube動画を作っているそうです。
ライアン君の将来の夢は「ゲーム開発者」になることだそうです。
3.子供の「YouTube中毒」のリスク
今の子供は、YouTubeが大好きなようで、それが高じて「子供ユーチューバー」になる人達も出て来たのですが、リスクはないのでしょうか?
4.若者の「スマホ中毒」や「スマホ依存症」の問題
若者の「スマホ中毒」や「スマホ依存症」が問題になっていますが、今後子供の「YouTube中毒」や「YouTube依存症」も教育問題・社会問題になる可能性があります。
何事も、「行き過ぎは禁物」です。
石原慎太郎氏が息子たちへの教育で、「一日、テレビも見せない。新聞や本も読ませない日を作った」という話を聞いたことがあります。テレビや新聞や本にどっぷりつかっていると、それ無しではやって行けないように感じてしまいがちですが、決してそうではないということを息子たちに教えたかったのでしょう。