1.明石家さんまのCMで話題になった自動翻訳機「ポケトーク(Pocketalk)」
2018年「日経優秀製品・サービス賞」の「最優秀賞」を受賞した自動翻訳機「ポケトーク(Pocketalk)」は、「74言語対応、夢のAI通訳機」ということで、販売台数40万台を突破したそうです。
これは、パソコン・スマートフォンソフトウェアおよびハードウェア製品の企画・開発・販売を手掛けるソーネクスト(株)の製品で、価格はワイド保証付きで35千円くらいです。
こちらが話しかけた言葉を、様々な言語に翻訳して話してくれる「互いに自国語のまま対話できる双方向の音声翻訳機」です。
ドラえもんの秘密道具「翻訳こんにゃく」が現実になったようなツールです。
2.スマホの「自動翻訳アプリ」
Googleが提供している「Google翻訳」のようなスマホの「自動翻訳アプリ」もあります。これは、103の言語に対応した高性能翻訳アプリだそうです。
私も最近大阪市内で、中国人と思しき女性が、スマホに話しかけて、そのスマホを通行人の日本人に見せて、道を聞いている場面に遭遇しました。
今後、このような光景が随所で見られるようになると思います。
3.訪日外国人と日本人とのコミュニケーションに有効なツール
私は、どちらもまだ入手していませんが、「翻訳(通訳)の精度」が今後もどんどん向上していけば、訪日外国人と日本人とのコミュニケーションに非常に有効なツールになると思います。
東京オリンピックやIR誘致などで、今後ますます訪日外国人観光客は増加して行くものと見込まれます。
その場合、お互いに「言葉の壁」があると困ることが多いと思います。日本独特の習慣や料理の説明など、翻訳が難しい面も多々あるとは思います。しかし全くの片言英語よりは誤解が少なく遥かに相手に通じやすいと思います。
4.英語学習もお忘れなく
大多数の国民が英語を自由に話せるようになるのは、まだまだ先のことになると思われますので、当面は、こういう便利なAI機器を利用して外国人とのコミュニケーションを図るのはよいことだと思います。
しかし、一方で「クルマの自動運転」と同様、全部AIや機械に頼り切ってしまって、それが故障したり、間違った翻訳をした場合に、全く対応できないのでは情けない話です。
間違いを訂正できるだけの英語力を身に付ける努力も怠ってはならないと私は思います。