「青木の法則」によれば菅内閣は政権が打倒される危険ラインに近づいて来た!?

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菅内閣支持率最新版

2020年9月16日に発足した菅義偉首相が率いる内閣の支持率が、最近急落しており、支持率低下の「負のスパイラル」は当分止まりそうもありません。

私も個人的には、発足当初は「そこそこやるのではないか?」と期待していたのですが、いろいろな意味で「期待外れ」が続き、支持率の急低下も納得ができます。

1.世論調査による菅内閣の支持率の状況

共同通信社が1月9、10両日に実施した「全国電話世論調査」によると、「菅内閣の支持率」は41.3%でした。12.7ポイント急落した12月の前回調査から、さらに9.0ポイント下落です。

今回の「不支持率」は42.8%で、政権発足から約4カ月で不支持と支持が拮抗しました。新型コロナ感染拡大で1都3県に再発令した「緊急事態宣言」のタイミングは「遅すぎた」との回答が79.2%に上りました。

政府のコロナ対応を「評価しない」が68.3%、「評価する」は24.9%で安倍政権下を含め最低でした。内閣不支持理由では「首相に指導力がない」が41.2%で最多でした。

 内閣支持率の推移

2.「青木の法則」とは

青木幹雄・参院のドン

「青木の法則」とは、自民党の元参議院議員・青木幹雄氏が唱えたとされる「内閣支持率と政党支持率に関する法則」で、「この2つを足した数字が50を下回った場合に、政権が倒れる」とされています。「青木の方程式」とも呼ばれます。

これは「日本政界における経験則」と言うべきものです。

青木幹雄氏(1934年~ )は、官房長官や自民党参院幹事長や自民党参院議員会長を歴任した「参院のドン」との異名を持つ大物政治家です。

彼は小渕内閣と森内閣で官房長官を務めました。この「青木の法則」は彼の持論が広まったもので、政権交代の目安としてしばしば引用されています。

3.直近の内閣支持率と政党支持率

(1)直近の内閣支持率

内閣支持率推移・毎日新聞

1月16日の毎日新聞の世論調査によると、「内閣支持率」は33%まで落ち込みました。「不支持率」は57%でした。前回調査(12月12日)では、それぞれ40%と49%でした。

読売新聞が1月15日~17日に実施した世論調査では、「内閣支持率」は39%で、「不支持率」は49%でした。前回調査(12月26日~27日)では、それぞれ45%と43%でした。

政府・与党からは「危険水域が近い」と警戒する声が相次いでいるそうです。自民党内では、「このまま行けば、『菅降ろし』が始まるのではないか」「30%を切ったら危険水域だ」との声まで出ているようです。

(2)直近の政党支持率

上記の読売新聞の世論調査によると、自民党の「政党支持率」は37%(前回38%)でした。

4.菅義偉氏は「有能な参謀型」で「宰相の器」ではないのか?

今はテレビがあり、首相の演説や国民への呼びかけは誰でも見ることができますので、写真を見るだけと違って、人柄や能力が画面を通じてもろに国民に伝わります。

菅首相は、官房長官としては確かに有能で、根回しや官僚操縦が巧みだったかもしれません。

しかし、施政方針演説や国民への呼びかけを見ても、「原稿を読んでいるだけ」「言葉が空虚に耳を素通りするだけで、心に全く響かない」「知事の突き上げなどで方針がころころ変わり、信念が感じられない」など不満な点が多すぎます。

私は個人的には「GoToトラベルの停止」や「時短要請」で感染拡大が防止できるとは思っていません。かえって経済的ダメージを広げるだけだと考えています。「非常事態宣言」もあまり意味がなく、かえって混乱と経済的ダメージを広げていると思っています。

ですから、定見がなく右顧左眄したり、擁立してもらった派閥領袖たちに忖度したりすることなく、高い識見と志を持ち、自己の信念を国内外にしっかりと主張し貫徹できる政治家に首相になってもらいたいものです。

やはり、このような時期には、確固たる信念と強力なリーダーシップを持った首相の登場が望まれます。立憲民主党や国民民主党・社民党・共産党などは全く当てになりませんので、自民党にしっかりしてほしいのですが、現状では心許ない限りです。



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