<2022/2/20追記>光宗薫さんの個展「SEMITOPIA」が4月に開催されます!
プレバト「水彩画」でユニークで卓越した才能を発揮している光宗薫さんの個展「SEMITOPIA」が4/2(土)~4/24(日)に、銀座 ヴァニラ画廊(東京都中央区銀座八丁目10番7号 東成ビル地下2F)で開催されます。
ご入場はオンラインによる事前予約制となります。 [3/26 正午~ 画廊webにてチケット発売開始]
この個展「SEMITOPIA」について、光宗薫さんは次のように述べています。
昔から蝉は私にとって強さ、神々しさの象徴でした。
長年抱き続けていた〝でかい蝉に守られたい〟という欲求の下、今回の展示のメインビジュアルとなった「エデンの蝉」を制作しました。
これまでボールペン一本で描くモノクロ画ばかり制作していた私にとって色のある絵は新たな挑戦であり、大きな油絵はその最たるものです。
絵を学んだことのない身として様々な画材に触れることは、一人で手探りに行う実験のようで日々刺激的でした。
また画材のバリエーションが増えることにより「蝉」という一つの題材から発想を飛ばし、作品を増やしていくことが可能となりました。
タレントが俳句や水彩画などで意外な才能を競い合う浜田雅功さんがMCの「プレバト」というテレビ番組で、光宗薫がプレバトの「秋の水彩画タイトル戦」に初参戦で満点優勝の快挙を成し遂げました。
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このように絵画の突出した才能を発揮して人気が爆発した光宗薫ですが、現在個展「メロンタ・タウタ」でさらに進化した絵画の才能を存分に披露しています。
これはボールペンによる「幻想的超細密画」で、まさに光宗薫ワールド全開です。
1.個展「メロンタ・タウタ」とは
2月6日~3月4日まで、「ヴァニラ画廊」(東京都中央区銀座八丁目10番7号 東成ビル地下2F)で光宗薫の個展「メロンタ・タウタ」が開催されています。
入場料はオンライン予約800円、当日券1,000円(残枠がある場合のみ発売)となっています。
二年ぶりとなるこの個展では、エドガー・アラン・ポーの冒険小説「メロンタ・タウタ」に始まり、これまでインスピレーションを受けたさまざまなストーリーに登場する架空の生物たちを描いた新シリーズを発表しています。
個展会場では新作を展示・販売するほか、作家が会場内の一部となる「インスタレーション」を開催する予定とのことです。
3.メロンタ・タウタとは
「メロンタ・タウタ」とは、1849年に発表されたエドガー・アラン・ポー(1809年~1849年)の短編小説です。
ポーの晩年の1000年後を舞台に、やりきれない気球の旅路にある主人公が、ある人へと宛てた書簡体小説の形が取られています。
その手紙の中で、主人公は古代人(つまり現代の我々)の愚行の数々を、哲学的・社会的・化学的な面から検証しますが、その口調は常に批判的で、言葉の端々に怒りすらも垣間見えてきます。
そして主人公はある発見をしますが、そのことが記された手紙は誰かの元に届くこともなく、自ら海に投げ入れてしまいます。
どんなに攻撃的であっても、自分自身で環境を変えることはせず、ただ気球に揺られるだけの、孤独で空虚な憤怒の念にかられた無力な主人公の姿は、光宗薫の目に滑稽に映るとともに、やり切れなさにシンパシ-(共感)を抱く存在として、深く脳裏に刻まれていたそうです。
今回の個展では、手紙を書き続けるしか考えつかない主人公を、制作を続ける自らの姿に重ね合わせ、メロンタ・タウタの主人公が生きる世界を想像した作品を発表しています。