中高年の株式投資必勝法は、「短期売買」の「スイングトレード」!

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スイングトレード

<2022/3/9追記>ロシアのウクライナ侵攻による国際情勢の緊迫化は株の買い時

ロシアによるウクライナ侵略に対抗して日米欧がロシアに対する経済制裁を発動するなど国際情勢は緊迫化し、株価も大幅に下落していますが、こんな時こそ「株の買い時」です。

現在は銀行預金も超低金利で、利息はほとんど付かず、株式投資を考える方も多いと思います。

しかし、株式投資は「元本保証」でなく、株価の値下がりによる損失の懸念があります。特に中高年の場合は、退職金などを元手にすることになるので「老後の生活資金」を大きく減らす恐れもあります。

そうかといって、若い人のように気長に「長期投資」をするには、残された年月が短すぎます。しかし、「信用取引」や「FX」はリスクが大きすぎますし、超短期売買の「デイトレード」も一日中パソコンの前に張り付いていなければならないので不向きです。

1.「短期売買」の「スイングトレード」

(1)スイングトレードとは

スイングトレード」とは、「数日から数週間で売買を終わらせる短期売買のトレード」のことです。

同じトレンドが続いている間は保有し続け、相場の波を乗りこなすようにトレンドの波を利用して利益を取るのがスイングトレードの手法です。

スイングトレードの場合は短期間で取引を終了させるため、企業の財務状態や将来的な成長性などの情報は収集しません。企業の「ファンダメンタルズ分析」よりも、トレンドを知るための「テクニカル分析」を重視します。

「ローソク足」や「移動平均線」などのチャートによる「テクニカル分析」が中心になります。

スイングトレードの基本はチャートを見ながらトレンドを掴むことです。トレンドには基本的に上昇、下降、横ばいしかありません。大局を見てこのトレンドに乗ることで利益を出すのがスイングトレードの基本です。「移動平均線」を見ながら、トレンドを掴むことも大切です。

相場には潮目があり、トレンドが大きく崩れるようなシグナルが出るまでは、今までの基調がそのまま続きます。無駄なく天井と底を取るような取引は現実的に難しいものの、流れを逃さなければトレードのタイミングもわかるでしょう。例えば現在、上昇トレンドにある株なら、底値では買えないとしてもトレンドが崩れない限り利益を出すことができます。できれば上昇トレンドでは順張りの取引手法を取るべきです。

(2)デイトレードとの違い

「デイトレード」は一日で売買を完結するトレード手法で、1日に何度も取引をするのに対し、「スイングトレード」の場合は、2日から1週間に1回取引をするため売買手数料が安くすむメリットがあるほか、数日は保有するため平日の夜や休日に値動きを見ながら戦略を練ることもできます。

2.「銘柄選び」と「売買のタイミング」と「損切りのタイミング」

(1)銘柄選びと売買のタイミング

スイングトレードで銘柄を選ぶ場合は、次の3つが重要になります。

流動性」×「ボラティリティ」×「株価チャート」=短期売買に適した銘柄

株価チャート」を見ると株価は上下を繰り返しながら、徐々に上昇もしくは下降、あるいは横ばいに動いています。定規などを当てて、線を引いてみると分かりやすいかもしれません。トレンドにも短期から中期、長期のトレンドがあります。短期でのスイングトレードをしたいと考えるのであれば、「ボラティリティが高い(株価の値動きの幅が大きい)」「短期トレンド銘柄」を探しましょう。

スイングトレードに向いた銘柄は株価の変動の幅が大きく「流動性」があるものです。また、そのとき話題になっているテーマ株は短期間に大きな値動きをする可能性が高くなります。上昇相場では買われる銘柄が次々に代わる循環物色になるため、一つの銘柄に固執するよりも、出来高が多くて取引しやすい流動性が高い」銘柄を複数選定しておきましょう。

どの「トレンド」に乗っているかは、「移動平均」を見ながら冷静に判断してください。これは売買のタイミングを見計らうために常に意識しなければいけません。現在どの相場環境なのかを見極めるのは難しく神経を使います。

さらに「自分の判断に自信を持つ」こともポイントです。買った途端に下がってしまったり、思ったように株価が動かなかったりするときは、自分が判断を間違ったのではないかと心配になるでしょう。また逆に自分の思った通りに株価が動いたからといって自分を過信して買い増しすると痛い目を見ることもあります。

「もっと上がるはず、もしくはできるだけ安く買いたい」と欲を出してしまうと、取引のタイミングを逃してしまいます。逆に「チャート」上はこれからよいタイミングが来るはずなのに、待ち切れずに売買してしまうこともあるでしょう。

短期投資でも「チャート」を見ながら買うタイミングをじっくり待つ、保有したら上がるタイミングをじっと待つことが必要です。スイングトレードを上手におこなうためには、日経平均も見ながら相場環境を冷静に見極めて自分が取るべき行動を機械的に判断できる冷静さを身につけましょう。

(2)損切りのタイミング

株式初心者は損を怖がりがちです。そのため損切りをしたがらない人が多いでしょう。「損切り」とは、「大きな損失を避けるために損を出して決済してしまうこと」ことです。それは自分のトレードが間違っていたと認めることでもあります。

資金が潤沢にあるのであればいいのですが、普通はそこまで資産を持っていません。プロの投資家でも損切りができない人もいます。どのような投資スタイルを取るにせよ、損切りができないのであれば、失敗する可能性が高いでしょう。

損切りはとても勇気がいることです。しかし、「待っていれば上がるはず」とそのままにしておくと、どんどん株価が下がって損が大きくなってしまうかもしれません。損切りをするには、「損したくない、これから上がるかもしれない」という感情を排除する必要があります。

そのためには「自分で損切りのルールを決めておく」とよいでしょう。例えば買値から5~10%下がったら損切りするなどのルールをあらかじめ定めておいて、機械的に守るようにします。また、トレンドが崩れたら損切りするタイミングかもしれません。

確かに「ゴールデンクロス」や「トレンドライン」、「デッドクロス」のように売買タイミングを見極めることも大切でしょう。しかしどれだけトレンド相場を掴み、テクニカル指標を駆使して利益確定できても、何回もある取引回数の中で、一度でも大きな損失が出れば今までの利益も水の泡になってしまいます。最初に決めたら損切りラインはできる限り守るようにしましょう。



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