20歳の岩井千怜(優勝回数2回)は、「新世紀世代」(第三世代)の女子プロゴルファーですが、笑顔がとても素敵ですね。
全米女子プロゴルフ公式戦で日本で唯一開催される「TOTOジャパンクラシック」(2022年11月3日~6日)では、通算5アンダーで32位タイと不本意な結果に終わりました。
コロナ禍で延期されていたJLPGAプロテストが、2021年6月 に約8か月遅れで実施され、双子の妹・岩井千怜は7アンダー9位タイで合格しました。姉・明愛も3位で合格し同時合格となりました。
岩井千怜はアマチュア時代に、「ヨネックスジュニアゴルフチャンピオンシップ 」「ゴルフダイジェスト・ジャパンジュニアカップ」「埼玉県女子アマチュアゴルフ選手権」など多くの大会で優勝しています。
プロ入り後は、2021年9月開催の「カストロールレディス」で「ステップアップツアー」初出場初優勝しました。
レギュラーツアーでは、2022年8月14日に「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」で初優勝し、8月21日には「CATレディースゴルフトーナメント」でも優勝して「初優勝から2週連続V」を果たしました。
2020年の新型コロナウイルスの流行をきっかけに、ゴルフは「密にならずに楽しめるスポーツ」ということで人気になりました。ゴルフ練習場やゴルフ場で若い人たちの姿を見かける機会が明らかに増えました。その勢いは2022年もとどまることを知らず、むしろ加速しているように感じます。
かつては「オジサンのスポーツ」と言われ、若い世代には敬遠されていましたが、今はむしろ「オシャレなスポーツ」として若者たちや女性からも支持されています。最近の日本人の若手女子プロゴルファーの活躍もその一因ではないかと私は思います。
現在女子プロゴルフ界では、小祝さくら・渋野日向子・原英莉花・勝みなみ・新垣比菜・淺井咲希・河本結・大里桃子などの「黄金世代(1998年4月2日~1999年4月1日生まれ)」や古江彩佳・澁澤莉絵留・西村優菜・安田祐香・吉田優利などの「プラチナ世代(ミレニアム世代)(2000年4月2日~2001年4月1日生まれ)」と呼ばれる20代前半の選手が大活躍するようになって来ました。
さらにその下の世代の山下美夢有・笹生優花・西郷真央などの有望選手は「第三世代」あるいは「新世紀世代」と呼ばれ始めています。
最近の女子プロゴルフ界は、「黄金世代」「プラチナ世代(ミレニアム世代)」「新世紀世代(第三世代)」の若手選手の活躍が目覚ましく、とても楽しみです。
しかもルックスの良い選手が多くなりました。お金持ちでジュニア時代からゴルフを始めた人が多いせいか、かつての「畑の女王」と呼ばれるような選手は少なくなりましたね。
また、最近の若い女子選手の良いところは、笑顔を見せてプレーしていることです。かつてはピリピリした雰囲気で気難しい顔をしたり無愛想な女子選手が多かったのですが、テレビ観戦していても可愛い笑顔に癒されます。「メンタルトレーニング」の成果かもしれませんね。
1.岩井千怜のゴルフウェア姿の写真
2.岩井千怜の私服姿の写真
3.岩井千怜(妹)と岩井明愛(姉)とは
岩井千怜(いわい ちさと、2002年7月5日生まれ。身長162㎝ 体重59㎏ )は、埼玉県出身の女子プロゴルファーで、所属は本田技研です。
父親の岩井雄士さん(公務員)が、双子岩井ツインズの姉岩井明愛(いわい あきえ)(上の写真・左)と7歳の夏に、ゴルフの練習場に半ば嫌々連れて行ったところ、姉妹は大人用のクラブを1時間も握り続けたそうです。
岩井千怜・明愛姉妹は現在、武蔵丘短期大学に在学中です。
2人は「二卵性双生児」で、顔や声などはそっくりですが、プレースタイルは違うそうです。
「よく似ているといわれるのは、走り方や、声」と二人は声をそろえます。ただ、プレースタイルは真逆だということです。妹・千怜は姉・明愛を「ガツガツ狙っていくタイプで、いいなと思う。これからも飛ばして狙って、というゴルフを続けてほしい」と評しています。一方で明愛は千怜を「慎重。パットがうまい」と分析しています。
なお、姉の岩井明愛のほうは、顔はよく似ていますが「男の子っぽい印象」が強いですね。
妹の岩井千怜とともに2021年6月にプロ転向した岩井明愛は、同年9月の「ステップアップツアー」の「山陽新聞レディースカップ」で優勝を果たしました。
現在のところ、「レギュラーツアー」では2022年10月の「富士通レディース」での2位が最高位ですが、姉妹で切磋琢磨しながらプロとしての今後の活躍に大いに期待したいところです。