お金を欲しがる神や仏のいる宗教団体は詐欺集団。非課税措置は即刻廃止すべき!

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旧統一教会

今日12月24日は「クリスマスイブ」で、明日は「クリスマス」です。今や日本にすっかり定着した感のあるこの行事も、もとはと言えば「キリスト教」です。新年の神社やお寺への「初詣」も、もとはと言えば「神道」や「仏教」です。

日本のクリスマスは、明らかに「商業主義的色彩」が強いですし、初詣も「年中行事化」しており、宗教色は極めて薄いものです。

しかし、今再びクローズアップされている「旧統一教会」などの宗教団体について言えば、「不当な金儲け」を目的とした詐欺集団としか思えません。

1.宗教とは

「宗教( religion)」とは、一般に、人間の力や自然の力を超えた存在への信仰を主体とする思想体系、観念体系であり、また、その体系にもとづく教義、行事、儀礼、施設、組織などをそなえた社会集団のことです。

なお広辞苑では、「神または何らかの超越的絶対者あるいは神聖なものに関する信仰・行事」としています。

2.宗教の功罪

(1)功

・悩みや不安を抱える人に、解決策を与えたり不安を和らげ安心感を与えたりする

・敬虔な気持ちを持たせる

・一種のメンタルトレーニング

(2)罪

・他の宗教や、同じ宗教の他の宗派との対立や憎しみを生む

キリスト教とイスラム教との対立や、カトリックとプロテスタントとの対立など枚挙にいとまがありません。

・対立や憎しみがエスカレートして抗争・戦争にまで発展する

「宗教戦争」「十字軍」「宗教裁判」「北アイルランド紛争」「パレスチナ問題」「イスラム国」など

これについては「キリスト教の歴史は横暴の歴史?中世は宗教裁判(異端審問・魔女裁判)の暗黒時代!」「パレスチナ問題とは何か?なぜパレスチナとイスラエルは争い続けるのか?」「ユダヤ人とは?言語ではなく信仰する宗教のユダヤ教で括られる唯一の民族!」という記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。

・大きな政治権力を持つ

カトリックのローマ教皇もそうですし、織田信長に対抗した比叡山延暦寺(天台宗)や、豊臣秀吉に対抗した蓮如(浄土真宗本願寺派)もそうです。

これについては「仏教伝来以降の僧侶の歴史は横暴の歴史?白河法皇や織田信長も大変手を焼いた!」という記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。

・マインドコントロールによって正常な判断力を奪う

・寄付やお布施をしないと「家族も含めて地獄に落ちる」(寄付やお布施をすれば、「天国や極楽浄土へ行ける)などと脅して(騙して)恐怖心を植え付け、畏怖させる

・過大な金銭的要求を行う

救済される(天国や極楽浄土に行ける・地獄に落ちない)ためと称して、寄付やお布施を(事実上)強要することは、「新興宗教」だけでなく旧来の宗教(現代の日本の「葬式仏教」もこれに該当)も同様です。

お賽銭やおみくじ程度なら少額でかわいいものですが、葬式での多額の「読経料(祈祷料)」や「戒名料」は問題ですし、「霊感商法」に至っては論外です。

・牧師や僧侶たちが腐敗・堕落している

長年にわたってカトリック教会の牧師による未成年者への性的虐待があったとの報道もありますし、日本の僧侶の腐敗・堕落もあります。

これについては「京都の花街は僧侶で持っているというのは本当か?」「仏教はインド発祥の宗教なのにインドでは衰退したのはなぜか?」という記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。

3.お金を欲しがる神や仏のいる宗教団体は詐欺集団

「旧統一教会」の実態については、「旧統一教会の問題で話題になったマインドコントロールとは?」「旧統一教会・勝共連合が自民党政治家や右翼団体に接近できた巧妙な戦術とは?」という記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。

タレントの飯干景子(1963年~ )は、旧統一教会関連団体の催しの司会をしたのがきっかけで1992年春に旧統一教会に入信しましたが、父親で作家の飯干晃一(1924年~1996年)の必死の説得によって同年秋に脱会しました。

10月1日、飯干晃一は記者会見を開き、娘を取り戻すと宣言するとともに「あの集団は許せない。景子が戻ってきても戦いは続ける」と述べました。10月4日、飯星景子は失踪したニューヨークから急遽帰国。脱会に向けての父親の説得が始まり、元信者も交えて2週間の話し合いを行った末、彼女は脱会を決意。11月5日発売の「週刊文春」11月12日号に告白手記を寄稿し、脱会した旨を明かしました。

なお、飯干晃一には『われら父親は闘う 娘・景子を誘いこんだ統一協会の正体』(ネスコ、1993年)という著書があります。

元信者の飯干景子は、「こんなにお金をほしがる神様って、本当にいるんだろうか?」と疑問に思ったと率直な感想を述べています。

4.非課税措置は即刻廃止すべき

現在、宗教法人は「公益法人」として「非課税措置」の恩恵を受けていますが、これは即刻廃止すべきだと私は思います。

ただ与党に創価学会を支援母体とする公明党が入っているため、自民党としてはなかなか実行できないということではないかと思います。

これについては「宗教法人の非課税は今こそ廃止すべき!」という記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。