中条きよし・小泉進次郎・鈴木宗男など、非常識な国会議員の問題発言が最近目立つ。

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中条きよし

最近、非常識な国会議員が目立つように感じます。中には「大臣」もいて、その資質を疑いたくなります。

1.中条きよしさんの問題発言

(1)年金なんていらない。払わない。

2022年7月の参院選比例代表で初当選した歌手で「日本維新の会」の中条きよしさん(1946年~ )に、年金未納の疑いがあることが「 週刊文春 」の取材でわかりました。期間は数十年に及び、累積した未納額は約750万円になるとみられます。

「年金制度」は「世代間の相互扶助の制度」であり、「自分は年金なんて必要がないので払わない」というのは全く筋が通りません。そもそも「年金加入は国民の義務」であり、国民の模範ともなるべき「国会議員」であればなおさらのことです。

日本年金機構の関係者は次のように明かしています。

「中条さんが当選した数日後、日本年金機構の職員が公的年金の未納分を支払うよう、事務所に連絡し、その後も督促したのですが、結局支払ってもらえませんでした」

2022年度の老齢基礎年金の満額は77万7800円ですが、「中条さんは未納の約750万円と天秤にかけ、『年金なんていらない。払わない』と主張しています」

こうした中条氏の主張は問題ないのでしょうか?日本年金機構の担当者は次のように解説しています。

「国民年金法の第88条は、国民年金への加入を国民の義務と位置づけています。年金は個人が一定の積立を行い、それを老後に受け取るという趣旨のものではなく、現役世代が納付した保険料で、その時代の年金受給者の生活を支えていくという仕組みです」

さらに、次のように“警告”しています。

「国民年金法第96条に『督促及び滞納処分』という条文があります。保険料を納める能力がありながら納付がない場合は催告状を郵送する。それでも納付しない方には督促状を郵送。完納の見込みが立たない場合には財産を差し押さえることになります」

(2)私の新曲が9月7日に出ております。杉本眞人の作曲で、昭和のにおいのする「カサブランカ浪漫」という曲でございます。ぜひ、お聞きになりたい方はお買い上げください。そして、12月28日に「中条きよしラストディナーショー」というのをやります。今年最後のディナーショーではなく、芸能界最後のラストディナーショーでございます。

中条きよしさんは2022年11月15日、参院文教科学委員会で上のような「自身の新曲やディナーショーを宣伝する発言」をして批判を浴び、「大変申し訳なく思っている。宣伝と受け取られたのであれば不適切だった」と陳謝。党から厳重注意処分を受けています。

2.小泉進次郎さんの問題発言

小泉進次郎

(1)プラスチックの原料って石油なんですよね。意外にこれ知られていない。

2021年3月18日、J-WAVE「JAM THE  WORLD」に出演した小泉進次郎さん(1981年~ )の発言です。

当時は「環境大臣」で、使い捨てプラスチックを削減するための法律を作ろうとしていて、ラジオ視聴者に向けての発信だったようです。

そこで飛び出したこの発言は、多くのリスナーの失笑を買って、ネット上で大炎上しました。

「プラスチックの原料が石油」というのは、小学生でも知っている常識ですから・・・

そもそも、海洋汚染やプラスチックゴミ対策として日本が「使い捨てプラスチックの削減」を掲げ、「レジ袋の有料化」や「プラスチックスプーンやフォークの有料化」「自動販売機からのペットボトル飲料の排除」などをするのは、全く無駄なことだと私は思っています。

これについては、「プラスチックごみ問題の解決には中国などアジア諸国のゴミ処理方法改善が不可欠」「レジ袋全面有料化で国民に負担を強いる容器リサイクル法改正は問題が多い!」「プラスチック製スプーン有料化はレジ袋有料化と同様の愚策!」「自販機からペットボトル排除の動きは誤り!プラスチックごみ削減とは無関係」という記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。

(2)気候変動のような大きな問題は、楽しくカッコよくセクシーであるべきだ。

これは2019年9月22日、ニューヨークで開かれた国連気候行動サミットに「環境大臣」としてデビューした時の小泉進次郎さんの発言で、あまりにも有名ですね。

留学経験があり、英語が話せることから渾身のフレーズで世界に向けて繰り出したのがこの「セクシー」発言です。

何か深い意味があるのかもしれないと思った世界の記者たちから「セクシー」の真意を問われると、「だからそれを説明すること自体がセクシーじゃないよね」と意味不明の答えをしました。

小泉進次郎さんの薄っぺらさを露呈した発言で、これもネット上で大炎上しました。

私は「気候変動問題」「温暖化対策」「脱炭素化(カーボンニュートラル)」を当然のことのように、何の疑いもなく話す政治家やジャーナリスト、エコノミスト、経営者らに大いに疑問を感じています。

気候変動問題・温暖化対策・脱炭素化については、「温暖化対策で日本は100兆円をどぶに捨てる?効果なき税金の無駄遣いに警鐘!」「石油・石炭・天然ガスの違いは?化石燃料の活用で電力需給逼迫を回避すべき!」「新エネルギー基本計画は高い発電コストで国民負担が増大し日本経済をダメにする」「菅首相のカーボンニュートラル宣言は、鳩山首相の京都議定書の失敗と同じ過ち!」「純ガソリン車の新車販売禁止政策は性急で愚策!大規模停電の恐れもある!」「偽善エコロジー『環境生活』が地球を破壊との武田邦彦氏の主張は傾聴に値する」「太陽光発電は本当にクリーンエネルギーか?廃棄物処分問題もある!」という記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。

3.鈴木宗男さんの問題発言

鈴木宗男

(1)ゼレンスキーが大統領になってからミンスク合意、停戦合意を履行しなかったことが今日の事態を招いている。

(2)一方的にロシアを批判する前に、民主主義、自由主義は約束を守るが基本である。その約束を守らなかったのはどの国で、誰かを何故メディアは報じないのか。

これは2022年2月26日の「ムネオ日記」というブログでの鈴木宗男さん(1948年~ )の発言です。

また、「ゼレンスキー大統領が早くロシアに降伏しないために、多くのウクライナ人が犠牲になっている」という趣旨の発言をしたとの報道もありました。

ロシアのプーチン大統領は当初「ウクライナをナチスから解放する」とか、「ウクライナはもともとロシアの領土だった」と述べ、それを「大義名分」のようにしていました。

しかし「ロシアによる一方的なウクライナ侵略」で、ウクライナが自衛のためにやむを得ず応戦していることは明白です。

今も兵士や軍事施設でない民間人(一般市民)や住宅・学校・病院などの公共施設を標的としたロシアによるミサイル攻撃(明らかな「戦争犯罪」)が続いているにもかかわらず、このような「侵略者であるロシア擁護」の発言をする国会議員がいるのは驚きです。

もし、たとえばロシアが北海道を侵略したら、鈴木宗男さんは「日本は何も抵抗せずに直ちに降伏したほうがよい」とでも言うのでしょうか?「日本の自衛権」や「日本の国益」はどうなってもよいのでしょうか?

これではロシアによる「プロパガンダ」の片棒を担いでいると言われても仕方がありません。

しかも、鈴木宗男さんは無所属ではなく「日本維新の会」所属ですから、なおさら驚きであり残念でもあります。松井代表も何とかできないのでしょうか?

ただ、鈴木宗男さんはロシアが不法占拠を続けている北方領土関連の「利権」があるのかもしれません。以前からロシアべったりの発言をしてきましたので、その流れとも言えますが・・・

余談ですが、「プロパガンダ」と言えば、終戦後にアメリカも日本に対して行いました。

GHQが行った「日本人洗脳プログラム」とも言うべき「WGIP」がそれです。この影響は今の日本社会にも残っています。

これについては「原爆を平和にすり替えたGHQのWGIPは日本人洗脳プログラム!」「日本人全体もGHQのWGIPや、政府・マスコミの世論誘導で洗脳されている!」という記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください