国内女子ツアーの今季第4戦「アクサレディス」最終日、「主催者推薦」で出場の山内日菜子(26歳)が2つのチップインバーディなどでスコアを伸ばし、逆転で涙のツアー初優勝を飾りました。
続く今季第7戦「KKT杯バンテリンレディース」では、「新世紀世代(第三世代)」より下の岩井明愛(20歳)がツアー初優勝を飾りました。
後藤未有(22歳)は、「プラチナ世代(ミレニアム世代)」と呼ばれる女子プロゴルファーの一人です。
山内日菜子が優勝した「アクサレディス」は56位タイでしたが、山内日菜子の涙の初優勝には大いに刺激を受けたのではないでしょうか?
岩井明愛が優勝した「KKT杯バンテリンレディース」は5位タイでした。
今週の「フジサンケイレディスクラシック」初日は、4アンダーで首位タイに立っています。ぜひ「初優勝」を狙ってほしいものです。
2020年の新型コロナウイルスの流行をきっかけに、ゴルフは「密にならずに楽しめるスポーツ」ということで人気になりました。ゴルフ練習場やゴルフ場で若い人たちの姿を見かける機会が明らかに増えました。その勢いは2022年もとどまることを知らず、むしろ加速しているように感じました。
かつては「オジサンのスポーツ」と言われ、若い世代には敬遠されていましたが、今はむしろ「オシャレなスポーツ」として若者たちや女性からも支持されています。最近の日本人の若手女子プロゴルファーの活躍もその一因ではないかと私は思います。
2019年8月4日、「黄金世代」と呼ばれる若手女子ゴルファーの一人の渋野日向子(当時20)が、「全英女子オープンゴルフ」に優勝しました。
これをきっかけに、日本の女子プロゴルフ界に宮里藍以来のフォローの風が再び吹き始めたようです。それまでは韓国勢に圧倒されっぱなしで、毎週のように韓国人選手に優勝をさらわれていましたが、2020年~21年からは明らかに日本人の女子プロゴルファーの活躍が目覚ましいものになってきました。
現在女子プロゴルフ界では、小祝さくら・渋野日向子・原英莉花・勝みなみ・新垣比菜・淺井咲希・河本結・大里桃子などの「黄金世代(1998年4月2日~1999年4月1日生まれ)」や古江彩佳・澁澤莉絵留・西村優菜・安田祐香・吉田優利などの「プラチナ世代(ミレニアム世代)(2000年4月2日~2001年4月1日生まれ)」と呼ばれる20代前半の選手が大活躍するようになって来ました。
さらにその下の世代の山下美夢有・笹生優花・西郷真央などの有望選手は「第三世代」あるいは「新世紀世代」と呼ばれ始めています。
これについては「女子プロゴルフが再び面白い!黄金世代・プラチナ世代・新世紀世代が大活躍」「女子ゴルフ賞金ランキング争いは熾烈!シード権争いはメルセデスランキング。」という記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。
しかし、黄金世代より上の世代や「はざま世代」も負けていません。今年は次々に「初優勝」のヒロインが生まれるような予感がします。
そこで今回は、古江彩佳・澁澤莉絵留・西村優菜・安田祐香・吉田優利などと同じ「プラチナ世代(ミレニアム世代)」(2000年4月2日~2001年4月1日生まれ)で、まだ優勝経験がない後藤未有についてご紹介したいと思います。
1.後藤未有の超可愛い画像
2.後藤未有とは
後藤未有(ごとう みゆう)(2000年9月29日~ )は、福岡県北九州市出身。沖学園高等学校卒。身長157cm、体重58kg。血液型B型。所属は大東建託。師匠は時松隆光と同じ篠塚武久氏。ベースボールグリップを貫く個性派。
趣味は「ショッピング」「韓流ドラマ鑑賞」で、好きな色はオレンジ色です。
(1)アマチュア時代
幼少期に小児ぜんそくで入院していた際、エアコンのテレビCMに出演する宮里藍に憧れて、4歳からゴルフを始めました。
2013年、「アジアジュニア親善ゴルフ大会in沖縄 」優勝。
2014年、「ALL JAPAN アマチュアレディスゴルフトーナメント 」優勝、「九州中学校ゴルフ選手権春季大会」 優勝。
2015年、「WING CUP」 優勝、「ジャカルタワールドジュニアゴルフ選手権」 優勝、「PGM世界ジュニアゴルフ選手権日本代表選抜大会」 優勝、「九州ジュニアゴルフ選手権」 優勝。
2016年、「九州女子ゴルフ選手権」 優勝、「福岡県民アマチュアゴルフ選手権」 優勝。
2017年、「Tour Bcup 九州大会」 優勝、「福岡県民アマチュアゴルフ選手権」 優勝(2年連続)、「全国高校選手権」個人戦2位。
2018年、「九州女子選手権競技」 優勝、「九州高等学校ゴルフ選手権」 優勝、「日本女子オープンゴルフ選手権競技」8位タイ( ローアマチュア)。
2019年、ナショナルチームに選出される。「日本女子アマチュア選手権」2位 (同1位は西郷真央)。
同年11月JLPGAプロテストを受け不合格でしたが、2019年の特別規定でQTを受けることが出来ました。
QT64位でTP単年登録し、プロ宣言しました。
(2)プロ入り後
①2020-21シーズン
TP単年登録で10数試合出場しましたが、QTリランキングで上位に入ることが出来ませんでした。
2021年6月、2度目のプロテストを受験し、合格しています。
ステップアップツアー「かねひで美やらびオープン」でプロ初優勝。
同年11月、QTで17位となり翌シーズン前半戦の出場権を獲得しました。
②2022シーズン
7月、第1回QTリランキング「ニッポンハムレディスクラシック」終了時点で6位となり、「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント」(9月)までの出場権を獲得しました。