<2023/7/30追記>「楽天スーパーレディース」はトータル11アンダーで19位タイ
最終日に伸ばせず(2オーバー)、残念ながら優勝には手が届きませんでした。次戦以降の活躍に期待したいと思います。
7月28日の「楽天スーパーレディース」第2日(兵庫県加東市、東急グランドオークGC)、ツアー未勝利の宮澤美咲(20)と鈴木愛(29)が首位に並び、3位には小祝さくら(25)と吉田優利(23)、桑木志帆(20)が続いています。
「昨日、いつもより落ち着いて65が出せた。今日も初日と思ってラウンドした」と5バーディー、1ボギー68のゴルフ。「自分は伸ばし合いは苦手だと思ってたのに、この2日間いいプレーができてる。パッティング練習をしっかりして、明日に臨みたい」と話しています。宮澤美咲の初優勝の可能性も出てきました。
若い女子ゴルファーには世代ごとに、1998年生まれの「黄金世代」、1999年生まれの「はざま世代」、2000年生まれの「プラチナ世代(ミレニアム世代)」、2001年生まれの「新世紀世代(第三世代)」、などの呼び名があることはよく知られていますが、さらに若い世代がどんどん活躍するようになって、次々に新しい新世代の名前が誕生しています。
2002年生まれの岩井明愛・千怜が双子でツアー参戦し、史上初の双子での優勝を飾ったことで2002年度生まれは「ツインズ世代」と呼ばれています。他に桑木志帆・宮澤美咲などがいます。
2022年に優勝した川﨑春花や尾関彩美悠や2023年4月に初優勝した神谷そら、櫻井心那などの2003年度生まれは「ダイヤモンド世代」と呼ばれています。
また、まだ確定した名前ではありませんが、アマチュアで大活躍の馬場咲希の名前にちなんで、2005年度生まれには「馬場世代」という候補もあるそうです。
2020年の新型コロナウイルスの流行をきっかけに、ゴルフは「密にならずに楽しめるスポーツ」ということで人気になりました。ゴルフ練習場やゴルフ場で若い人たちの姿を見かける機会が明らかに増えました。その勢いは2022年もとどまることを知らず、むしろ加速しているように感じました。
かつては「オジサンのスポーツ」と言われ、若い世代には敬遠されていましたが、今はむしろ「オシャレなスポーツ」として若者たちや女性からも支持されています。最近の日本人の若手女子プロゴルファーの活躍もその一因ではないかと私は思います。
2019年8月4日、「黄金世代」と呼ばれる若手女子ゴルファーの一人の渋野日向子(当時20)が、「全英女子オープンゴルフ」に優勝しました。
これをきっかけに、日本の女子プロゴルフ界に宮里藍以来のフォローの風が再び吹き始めたようです。それまでは韓国勢に圧倒されっぱなしで、毎週のように韓国人選手に優勝をさらわれていましたが、2020年~21年からは明らかに日本人の女子プロゴルファーの活躍が目覚ましいものになってきました。
現在女子プロゴルフ界では、小祝さくら・渋野日向子・原英莉花・勝みなみ・新垣比菜・淺井咲希・河本結・大里桃子などの「黄金世代(1998年4月2日~1999年4月1日生まれ)」や古江彩佳・澁澤莉絵留・西村優菜・安田祐香・吉田優利などの「プラチナ世代(ミレニアム世代)(2000年4月2日~2001年4月1日生まれ)」と呼ばれる20代前半の選手が大活躍するようになって来ました。
さらにその下の世代の山下美夢有・笹生優花・西郷真央などの有望選手は「第三世代」あるいは「新世紀世代」(2001年4月2日~2002年4月1日生まれ)と呼ばれ始めています。
これについては「女子プロゴルフが再び面白い!黄金世代・プラチナ世代・新世紀世代が大活躍」「女子ゴルフ賞金ランキング争いは熾烈!シード権争いはメルセデスランキング。」という記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。
しかし、黄金世代より上の世代や「はざま世代」も負けていません。今年は次々に「初優勝」のヒロインが生まれるような予感がします。
そこで今回は、そこで今回は、「ツインズ世代」でレギュラーツアー初優勝が期待される宮澤美咲についてご紹介したいと思います。
1.宮澤美咲の超可愛い画像
2.宮澤美咲とは
宮澤美咲(みやざわ みさき)(2002年9月1313日~ )は、北海道千歳市出身。青森山田高校札幌校卒。身長160cm、体重60kg。血液型O型。所属はHESTA大倉。師匠は鴨林猛徳。
趣味は「音楽鑑賞」で、好きな色は「青」です。
(1)アマチュア時代
父親の勧めで7歳からゴルフを始めました。
彼女は次のように振り返っています。
プロになろうと思ったのは中学で、「もう私にはゴルフしかない。」そう決心したからです。練習場も学校だと思って、父の考えた練習メニューをこなした。あまり練習は好きだったとはいえないけど、ちゃんと練習をしないと気持ちがすっきりしない。大好きなゲームを真剣にやるためにも、やることをやってからと決めました。
(2)プロ入り後
2021年11月にプロテストに合格し、2022年の下部ツアー「Skyレディース ABC杯」でツアー初優勝しました。
2023年は20試合に出場(予選落ち7回)し、5位が最高で、ベスト10入りも1回です。
前半戦は5月の国内メジャー初戦「サロンパスカップ」を単独首位で飛び出して名前を広めました。2日目に「80」をたたく失速により28位で終えましたが、3週前の「ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ」では優勝争いを演じて5位フィニッシュしました。