<2023/8/29追記>大出瑞月が「日本女子オープン最終予選・B地区」を首位タイで通過!
「日本女子オープン」(9月28~10月1日、福井県・芦原GC海C)への出場権をかけた最終予選会が2地区で行われました。兵庫県のBブロックでは、2日間36ホール競技の結果、トータルイーブンパー・19位タイまでの27人が本戦切符をつかみとりました。
トータル8アンダー・首位タイで通過したのは、大出瑞月とアマチュアの清本美波(誉高3年)です。なおトータル7アンダー・3位に天本ハルカ、トータル6アンダー・4位タイには今年の「全米女子オープン」で13位に入った木下彩らが入りました。
大出瑞月さんには、このビッグチャンスをぜひものにしてほしいと思います。
ニトリ・レディース第1日(24日・北海道小樽CC=6695ヤード、パー72)は、雷雲接近による中断があった影響で60人が競技を終了できずサスペンデッドとなりました。
そんな中で、ツアー未勝利の大出瑞月が7バーディー、1ボギーの66で暫定首位に立ちました。
前日、夏の甲子園で準優勝した仙台育英(宮城)・須江航監督(40)の大ファンで数々の名言を胸にプレーし、悲願の初優勝へ好発進しました。
昨年の「青春ってすごく密」には涙し、「人生は敗者復活戦」は自身に重ねています。「私もプロ8年目でまだ勝ってないし…人生としては敗者なんで」と笑って話し、一字一句が身に染みたそうです。
「しぶこ」の名付け親としても知られる彼女は前週、初Vを飾った蛭田と同じ97年度生まれです。黄金世代の1つ上で「私たちは名前もないと言うか、何も始まってない世代」と話す25歳。ショットが狙いより数センチずれただけで落ち込む完璧主義者ですが、須江監督の「切り替えろ!」という言葉で少しだけ自身を許容できたそうです。2日目以降も須江監督の言葉を胸に悲願の初Vへ突き進みます
申ジエ(韓国)、竹田麗央、脇元華が1打差の同2位。 大会3連覇を狙う稲見萌寧と、内田ことこが68で暫定5位、前週優勝の蛭田みな美は69で同7位につけています。
若い女子ゴルファーには世代ごとに、1998年生まれの「黄金世代」、1999年生まれの「はざま世代」、2000年生まれの「プラチナ世代(ミレニアム世代)」、2001年生まれの「新世紀世代(第三世代)」、などの呼び名があることはよく知られていますが、さらに若い世代がどんどん活躍するようになって、次々に新しい新世代の名前が誕生しています。
2002年生まれの岩井明愛・千怜が双子でツアー参戦し、史上初の双子での優勝を飾ったことで2002年度生まれは「ツインズ世代」と呼ばれています。他に桑木志帆などがいます。
2022年に優勝した川﨑春花や尾関彩美悠や2023年4月に初優勝した神谷そら、櫻井心那などの2003年度生まれは「ダイヤモンド世代」と呼ばれています。
また、まだ確定した名前ではありませんが、アマチュアで大活躍の馬場咲希の名前にちなんで、2005年度生まれには「馬場世代」という候補もあるそうです。
2020年の新型コロナウイルスの流行をきっかけに、ゴルフは「密にならずに楽しめるスポーツ」ということで人気になりました。ゴルフ練習場やゴルフ場で若い人たちの姿を見かける機会が明らかに増えました。その勢いは2022年もとどまることを知らず、むしろ加速しているように感じました。
かつては「オジサンのスポーツ」と言われ、若い世代には敬遠されていましたが、今はむしろ「オシャレなスポーツ」として若者たちや女性からも支持されています。最近の日本人の若手女子プロゴルファーの活躍もその一因ではないかと私は思います。
2019年8月4日、「黄金世代」と呼ばれる若手女子ゴルファーの一人の渋野日向子(当時20)が、「全英女子オープンゴルフ」に優勝しました。
これをきっかけに、日本の女子プロゴルフ界に宮里藍以来のフォローの風が再び吹き始めたようです。それまでは韓国勢に圧倒されっぱなしで、毎週のように韓国人選手に優勝をさらわれていましたが、2020年~21年からは明らかに日本人の女子プロゴルファーの活躍が目覚ましいものになってきました。
現在女子プロゴルフ界では、小祝さくら・渋野日向子・原英莉花・勝みなみ・新垣比菜・淺井咲希・河本結・大里桃子などの「黄金世代(1998年4月2日~1999年4月1日生まれ)」や古江彩佳・澁澤莉絵留・西村優菜・安田祐香・吉田優利などの「プラチナ世代(ミレニアム世代)(2000年4月2日~2001年4月1日生まれ)」と呼ばれる20代前半の選手が大活躍するようになって来ました。
さらにその下の世代の山下美夢有・笹生優花・西郷真央などの有望選手は「第三世代」あるいは「新世紀世代」(2001年4月2日~2002年4月1日生まれ)と呼ばれ始めています。
これについては「女子プロゴルフが再び面白い!黄金世代・プラチナ世代・新世紀世代が大活躍」「女子ゴルフ賞金ランキング争いは熾烈!シード権争いはメルセデスランキング。」という記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。
しかし、黄金世代より上の世代や「はざま世代」も負けていません。今年は次々に「初優勝」のヒロインが生まれるような予感がします。
大出瑞月は、先週初優勝した蛭田みな美と同じ1997年度生まれですが、あまりよく知られていないと思います。そこで今回は、今年初優勝が期待される美人女子プロゴルファーの大出瑞月についてご紹介したいと思います。
1.大出瑞月の超可愛い画像
2.大出瑞月とは
大出瑞月(おおいで みづき)(1997年11月21日~ )は、群馬県出身。関東学園大学附属高等学校卒。身長151cm、体重48kg。血液型O型。所属はノットグローバルホールディングス。師匠は青木翔。
ドライバーの平均飛距離は230ヤード。ベストスコアは66(静岡・高松コース、北海道小樽CC)
趣味は「歌をうたうこと」で、好きな色は水色です。
なお、彼女は青木翔門下の同門だった渋野日向子のニックネーム「シブコ」の名付け親(命名者)です。
(1)アマチュア時代
父とゴルフ練習場に行ったことがきっかけで、7歳からゴルフを始めました。
アマチュア時代の主な成績として、「群馬県ジュニアゴルフ選手権」優勝(2012年・2013年)「関東高等学校ゴルフ選手権」優勝(2015年)、「ヨネックスジュニアゴルフ選手権」優勝(2015年)があります。
高校卒業後の2016年日本女子プロゴルフ協会(LPGA)最終プロテストに進出し4位となり初挑戦で合格、LPGA88期生となりました。
(2)プロ入り後
2016年は最終的にステップ・アップ・ツアー5試合、LPGAツアー1試合に出場しました。同年LPGAファイナルクォリファイングトーナメントに進出し29位となりました。
2017年からLPGAツアーに本格的に参戦。34試合に出場し、年間獲得賞金ランキング(賞金ランク)85位(¥7,785,500)。
2018年はQTランキング10位でLPGAツアー前半戦の出場資格を得てスタート、その後「第1回リランキング」25位、「第2回リランキング」11位と年間を通して出場資格を得ました。最終的にLPGAツアー35試合に出場、賞金ランク41位で自身初のシード入りを果たしました。
2019年からサーフビバレッジ所属。同年は賞金ランク83位で賞金シード入りを逃しました。
2020~2021年シーズンは、LPGAツアー35試合に出場しましたが、10位タイが最高でトップ10入りは2回(予選落ち16回)と不本意な成績でした。
2022年も、LPGAツアー35試合に出場しましたが、5位タイが最高でトップ10入りは3回(予選落ち13回)と不本意な成績でした。
2023年は、先週まで24試合に出場し、8位タイが最高でトップ10入りは2回(予選落ち9回)という状況です。