<2024/1/10追記>清本美波が株式会社ジェイテクトと所属契約を締結
株式会社ジェイテクトが、2023年5月よりサポート契約していた18歳の女子高生プロゴルファーの清本美波と所属契約を締結しました。
「女子ゴルフ最終プロテスト」最終日(2023年11月3日)が、 岡山県のJFE瀬戸内海GC(6419ヤード、パー72)で行われ、清本美波(18=誉高3年)が通算17アンダーで1位となり、プロテスト一発合格を果たしました。
なお同じ高校三年で、昨年の全米女子アマ覇者、馬場咲希(18=代々木高3年)は、3バーディー、1ボギーの70で回り、通算12アンダーの2位タイでプロテスト一発合格を果たしました。
二人の高校生女子プロのこれからの活躍が大変楽しみですね。
若い女子ゴルファーには世代ごとに、1998年生まれの「黄金世代」、1999年生まれの「はざま世代」、2000年生まれの「プラチナ世代(ミレニアム世代)」、2001年生まれの「新世紀世代(第三世代)」、などの呼び名があることはよく知られていますが、さらに若い世代がどんどん活躍するようになって、次々に新しい新世代の名前が誕生しています。
2002年生まれの岩井明愛・千怜が双子でツアー参戦し、史上初の双子での優勝を飾ったことで2002年度生まれは「ツインズ世代」と呼ばれています。他に桑木志帆・宮澤美咲などがいます。
2022年に優勝した川﨑春花や尾関彩美悠や2023年4月に初優勝した神谷そら、櫻井心那などの2003年度生まれは「ダイヤモンド世代」と呼ばれています。
また、まだ確定した名前ではありませんが、アマチュアで大活躍の馬場咲希の名前にちなんで、2005年度生まれには「馬場世代」という候補もあるそうです。
2020年の新型コロナウイルスの流行をきっかけに、ゴルフは「密にならずに楽しめるスポーツ」ということで人気になりました。ゴルフ練習場やゴルフ場で若い人たちの姿を見かける機会が明らかに増えました。その勢いは2022年もとどまることを知らず、むしろ加速しているように感じました。
かつては「オジサンのスポーツ」と言われ、若い世代には敬遠されていましたが、今はむしろ「オシャレなスポーツ」として若者たちや女性からも支持されています。最近の日本人の若手女子プロゴルファーの活躍もその一因ではないかと私は思います。
2019年8月4日、「黄金世代」と呼ばれる若手女子ゴルファーの一人の渋野日向子(当時20)が、「全英女子オープンゴルフ」に優勝しました。
これをきっかけに、日本の女子プロゴルフ界に宮里藍以来のフォローの風が再び吹き始めたようです。それまでは韓国勢に圧倒されっぱなしで、毎週のように韓国人選手に優勝をさらわれていましたが、2020年~21年からは明らかに日本人の女子プロゴルファーの活躍が目覚ましいものになってきました。
現在女子プロゴルフ界では、小祝さくら・渋野日向子・原英莉花・勝みなみ・新垣比菜・淺井咲希・河本結・大里桃子などの「黄金世代(1998年4月2日~1999年4月1日生まれ)」や古江彩佳・澁澤莉絵留・西村優菜・安田祐香・吉田優利などの「プラチナ世代(ミレニアム世代)(2000年4月2日~2001年4月1日生まれ)」と呼ばれる20代前半の選手が大活躍するようになって来ました。
さらにその下の世代の山下美夢有・笹生優花・西郷真央などの有望選手は「第三世代」あるいは「新世紀世代」(2001年4月2日~2002年4月1日生まれ)と呼ばれ始めています。
これについては「女子プロゴルフが再び面白い!黄金世代・プラチナ世代・新世紀世代が大活躍」「女子ゴルフ賞金ランキング争いは熾烈!シード権争いはメルセデスランキング。」という記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。
しかし、黄金世代より上の世代や「はざま世代」も負けていません。今年は次々に「初優勝」のヒロインが生まれるような予感がします。
そこで今回は、馬場咲希と同じ「馬場世代」(2005年4月2日~2006年4月1日生まれ)で、プロテストに合格したばかりの清本美波についてご紹介したいと思います。
なお、この「世代」は、名前としてはまだ定着していませんので、仮に「馬場世代」としておきましたが、清本美波が大活躍して人気が急上昇すれば、「美・咲希(みさき)世代」となるかもしれません。
1.清本美波の超可愛い画像
2.清本美波とは
清本美波(きよもと みなみ)(2005年8月29日~ )は、愛知県一宮市出身。誉高等学校卒(2024/4月から朝日大学在学中)。身長153cm、体重 54kg。血液型B型。目標はタイガー・ウッズ、パティー・シエン。
ドライバーの平均飛距離は240ヤード。 得意クラブは8番アイアン。 ベストスコアは62(グリーンヒル関)。趣味は音楽鑑賞です。所属:株式会社ジェイテクト。
(1)アマチュア時代
「幼少期の情景で」6歳からゴルフを始めました。
小学時代は「全日本小学生ゴルフトーナメント(LPGA)」(2017年)で2位となりました。
中学時代は「全国中学校ゴルフ選手権春季大会」「シンハータイジュニアワールドチャンピオンシップ」「フジクラスピーダーチャレンジ ジュニアの部」(2018年)、「中部中学生ゴルフ選手権春季大会」(2020年)で優勝を果たしました。
高校時代には「中部ジュニアゴルフ選手権」(2022年)で2位、「全日本女子アマチュアゴルファーズ選手権」(2022年)で3位タイとなりました。
高校3年となった今年は、「中部ジュニアゴルフ選手権」で優勝し、「中部女子アマチュアゴルフ選手権」では2位となりました。
2023年のプロテストにトップで一発合格しました。
(2)プロツアーでの成績
<2019年>JLPGAツアー2試合、ステップアップツアー(下部ツアー)1試合に出場しましたが、いずれも予選落ちでした。
<2020年>JLPGAツアー1試合に出場しましたが、予選落ちでした。
<2021年>JLPGAツアーに2試合に出場しました。
「樋口久子三菱電機レディスゴルフトーナメント」は18位でしたが、「日本女子オープンゴルフ選手権」は63位でした。
<2022年>JLPGAツアー1試合、ステップアップツアー1試合に出場しました。
「明治安田生命レディスヨコハマタイヤゴルフトーナメント」は予選落ちでしたが、ステップアップツアーの「九州みらい建設グループレディース窓乃梅カップ」は14位に入りました。
<2023年>現在(11/3)までのところ、JLPGAツアー3試合、ステップアップツアー3試合に出場しました。
JLPGAツアーは、「フジサンケイレディス」「宮里藍サントリーレディス」「日本女子オープンゴルフ選手権」に出場しましたが、いずれも予選落ちでした。
ステップアップツアーは、「地域みらいグループレディス佐嘉窓乃梅カップ」は22位、「中国新聞ちゅーピーレディース」は27位でした。