<2024/4/28追記>「パナソニックオープンレディース」で天本ハルカが初優勝!
「パナソニックオープンレディース」(千葉・浜野GC:6669ヤード、パー72)の最終日、首位タイからスタートした天本ハルカが5連続を含む7バーディ1ボギーの66でプレーし、トータル19アンダーで2位に2打差をつけ、「黄金世代15人目」となる初優勝を飾りました。
前に「遅れてきた黄金世代」として臼井麗香を紹介する記事を書きましたが、もう一人「遅れてきた黄金世代」で今年初優勝が期待される天本ハルカがいます。
天本ハルカは今季トップ10入りが6回で、今週のパナソニックオープンレディース2日目も佐久間朱莉・尾関彩美悠とともに通算13アンダーの首位タイで、初優勝に最も近い選手の一人です。
天本ハルカは、渋野日向子・小祝さくらなどと同じ黄金世代ですが、今までツアー未勝利だったため「遅れてきた黄金世代」と呼ばれてきました。
若い女子ゴルファーには世代ごとに、1998年生まれの「黄金世代」、1999年生まれの「はざま世代」、2000年生まれの「プラチナ世代(ミレニアム世代)」、2001年生まれの「新世紀世代(第三世代)」、などの呼び名があることはよく知られていますが、さらに若い世代がどんどん活躍するようになって、次々に新しい新世代の名前が誕生しています。
2002年生まれの岩井明愛・千怜が双子でツアー参戦し、史上初の双子での優勝を飾ったことで2002年度生まれは「ツインズ世代」と呼ばれています。他に桑木志帆・宮澤美咲などがいます。
2022年に優勝した川﨑春花や尾関彩美悠や2023年4月に初優勝した神谷そら、櫻井心那などの2003年度生まれは「ダイヤモンド世代」と呼ばれています。
また、まだ確定した名前ではありませんが、アマチュアで大活躍の馬場咲希の名前にちなんで、2005年度生まれには「馬場世代」という候補もあるそうです。
2020年の新型コロナウイルスの流行をきっかけに、ゴルフは「密にならずに楽しめるスポーツ」ということで人気になりました。ゴルフ練習場やゴルフ場で若い人たちの姿を見かける機会が明らかに増えました。その勢いは2022年もとどまることを知らず、むしろ加速しているように感じました。
かつては「オジサンのスポーツ」と言われ、若い世代には敬遠されていましたが、今はむしろ「オシャレなスポーツ」として若者たちや女性からも支持されています。最近の日本人の若手女子プロゴルファーの活躍もその一因ではないかと私は思います。
2019年8月4日、「黄金世代」と呼ばれる若手女子ゴルファーの一人の渋野日向子(当時20)が、「全英女子オープンゴルフ」に優勝しました。
これをきっかけに、日本の女子プロゴルフ界に宮里藍以来のフォローの風が再び吹き始めたようです。それまでは韓国勢に圧倒されっぱなしで、毎週のように韓国人選手に優勝をさらわれていましたが、2020年~21年からは明らかに日本人の女子プロゴルファーの活躍が目覚ましいものになってきました。
現在女子プロゴルフ界では、小祝さくら・渋野日向子・原英莉花・勝みなみ・新垣比菜・淺井咲希・河本結・大里桃子などの「黄金世代(1998年4月2日~1999年4月1日生まれ)」や古江彩佳・澁澤莉絵留・西村優菜・安田祐香・吉田優利などの「プラチナ世代(ミレニアム世代)(2000年4月2日~2001年4月1日生まれ)」と呼ばれる20代前半の選手が大活躍するようになって来ました。
さらにその下の世代の山下美夢有・笹生優花・西郷真央などの有望選手は「第三世代」あるいは「新世紀世代」(2001年4月2日~2002年4月1日生まれ)と呼ばれ始めています。
これについては「女子プロゴルフが再び面白い!黄金世代・プラチナ世代・新世紀世代が大活躍」「女子ゴルフ賞金ランキング争いは熾烈!シード権争いはメルセデスランキング。」という記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。
しかし、黄金世代より上の世代や「はざま世代」も負けていません。今年は次々に「初優勝」のヒロインが生まれるような予感がします。
そこで今回は、小祝さくら・渋野日向子・原英莉花・勝みなみ・新垣比菜・淺井咲希・河本結・大里桃子らと同じ「黄金世代(1998年4月2日~1999年4月1日生まれ)」で、今年初優勝が期待される天本ハルカについてご紹介したいと思います。
1.天本ハルカの超可愛い画像
2.天本ハルカとは
天本ハルカ(あまもと はるか)(1998年7月23日~ )は、福岡県出身。第一学院高等学校卒。身長162cm、体重 58kg。血液型O型。所属はフリー。師匠は伊澤利光氏と近藤元治氏。
2022年に登録名を「天本遥香」から、覚えてもらいやすいように「天本ハルカ」に変更。
ドライバーの平均飛距離は238ヤード。 得意クラブはパター。 ベストスコアは66
趣味は「愛犬との散歩」と「ミュージック」です。好きな色は「黄色」。目標とするプロゴルファーはミンジー・リー。
「普段は笑顔、プレーは粘りが魅力」。スポーツ歴はストリートダンス。
(1)アマチュア時代
8歳からゴルフを始めました。
2019年「全米女子オープン」に日本地区予選会を突破して出場しました。
プロテストは2021年に5度目の挑戦で合格しました。
(2)プロ入り後
今季はレギュラーツアー8試合に出場して、トップ10入りが6回もあります。
・ダイキンオーキッドレディス:4位タイ
・明治安田レディス:7位タイ
・Vポイント×ENEOS:5位タイ
・ヤマハオープンレディース葛城:10位タイ
・KTT杯バンテリンレディス:10位タイ
・フジサンケイレディス:9位タイ