最近テレビのルポで、「一点豪華家電」が人気になっているというニュースがありました。これは、オーブントースター、コードレスクリーナー、フィリップスのノンフライヤーなど「3万円以上の高価格品」が人気になっているということでした。
１．オーブントースター
普通のオーブントースターは、1万円前後でありますが、「バルミューダトースター」のオーブントースターは、3万円近くします。しかし「パンが美味しく焼ける」と大人気だそうです。
２．コードレスクリーナー
普通のコードレスクリーナー（掃除機）は、1万円～2万円程度でありますが、ダイソンの「デジタルモーターＶ8」を搭載したコードレスクリーナーは、4万円以上します。しかし0.3ミクロンもの微細な粒子を99.97％も捕らえることが出来るそうで、人気ナンバーワンです。
３．ノンフライヤー
「ノンフライヤー」というのは、あまり聞きなれない言葉ですが、「最高で２００℃にもなる熱風を吹き付けることで、油を使わずにヘルシーな揚げ物を作る調理器具」のことです。
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普通のノンフライヤーは、1万円前後でありますが、「フィリップスのノンフライヤー」は3万円以上します。しかし「外はサクッとして中はジューシーになり、食材の中の脂を高熱の空気で飛ばし、バスケットの網で切る。美味しくヘルシーに仕上がり、油汚れもない」と人気ナンバーワンです。
以前は、「極力安い価格」ないしは「手ごろな価格」の家電を求める消費者が多かったのですが、最近は「品質が良ければ、多少高額の商品でも買う」という人が増えているようです。
「メイドインジャパン」の商品なら、今や「安かろう悪かろう」という心配はなくなりましたが、消費者の一部には、「さらに品質の良いもの」を求める志向が芽生えてきたようです。
４．一点豪華主義
そもそも「一点豪華主義」とは何でしょうか？元々の意味は、「興味のある特定の事柄や物には惜しみなく金を注ぎ込むが、それ以外の事柄や物については質素であること」です。たとえば、洋服はどれも廉価なものを着用するが、靴だけは高級品を愛用するということです。
「家電」とは違いますが、私がサラリーマン時代の上司で、「ネクタイ」に関する「一点豪華主義」を信条としている人がいました。その上司は、ネクタイの本数はあまり持っていませんが、気に入ったネクタイなら数万円の物でも買って大事に使うということでした。
以前テレビで、片岡愛之助さんが愛妻の藤原紀香さんからプレゼントされた「高級ティッシュ」の「クリネックス至高”極み”（4枚重ね10入りで10,799円）」を愛用していることが紹介されていました。ティッシュにそんなにお金を注ぎ込みたいと思う人は少ないでしょうが・・・
私も来年で70歳と「残り少ない人生」なので、「一点豪華主義」というほどの信条ではありませんが、ある程度品質の良い物を使用したいと思うようになってきました。
余談ですが、有名ブランドということで買った品物で失敗した経験があるのでご紹介します。5～6年前に「バーバリー」の雨傘（約1万円）を買ったのですが、今年強風にあおられて「傘のシャフト」が取っ手の根元から折れてしまいました。
ムーンバットなどの国産の傘であれば、1万円もしません。バーバリーが3年前に日本の三陽商会でのライセンス生産・販売を打ち切ったので、希少価値はあると思いバーバリーの傘を購入した松坂屋の傘売り場経由で修理を依頼しました。2,500円ほどかかりましたが、修理店の話によれば、「バーバリーの傘はシャフトの根元付近が弱い」とのことでした。「メイドインジャパン」の方が品質が良いことを再認識しました。