井上陽水に「夢の中へ」(1973年リリース)という現実逃避のような意味のよくわからない不思議な曲があります。
探しものは何ですか? 見つけにくいものですか? カバンの中もつくえの中も 探したけれど 見つからないのに まだまだ探す気ですか? それより僕と踊りませんか? 夢の中へ夢の中へ 行ってみたいと思いませんか? ウフフ ウフフ ウフフさあ ・・・
この曲とは関係ありませんが、時々カギとか何かが「神隠し」にあったように、忽然と行方が分からなくなって戸惑うことがあります。これは「認知症」の始まりかもしれませんが・・・
1.「カギを失くした」と勘違いした話
私は「カギ箱」に日常使うカギはまとめて入れているのですが、めったに使わないカギは別のビニール袋に入れて保管していました。
そのビニール袋に入れていた二つのカギのうち、一つがなくなっていたのです。そのカギをいつ使ったのかが思い出せれば、カバンか服のポケットかどこかに入れ忘れたことがわかるのですが、どうしても思い出せません。
何だか神隠しにでもあったようで気持ちが悪く、しばらくの間気になっていました。
ところが、そのことを忘れかけていた時、ふと日常使うカギを入れた「カギ箱」を覗いてみました。すると、そこに日常使わずにビニール袋に別保管していたはずのカギがあるではありませんか。いつか使った後、元通りビニール袋に入れずにカギ箱に入れて忘れていたのです。
2.探し物を見つける効果的な方法
(1)私の個人的体験
私も現役サラリーマンのころ、職場で物がなくなった時、営業場の全員で探しものをするのを手伝ったことが何度もあります。
その時職場で行っていた探す手順は、次の通りです。やみくもにあらゆる所を大掃除のように探しても無駄なだけです。
①紛失した人の記憶をたどって、その日使用したファイルや帳簿を思い出させ、そのファイルや帳簿を1ページずつ繰って紛れ込んでいないか探す
ある作業をしていた時に、まったく別の帳簿も机上に出していたため、その中に書類が紛れ込んでいたこともあります。
②紛失した人の記憶をたどって、その日行動(移動)した場所を思い出させ、その行動範囲を重点的に探す
③紛失した人の机の引き出しやキャビネの全部の段を抜いて、中身も全部出して探す
紛失した人には「仕事の能率が悪く整理整頓の出来ていない人」が多かったようです。「灯台下暗し」でその人の机の引き出しやキャビネの中にあったこともよくありました。「七度(たび)探して人を疑え」ということわざ通りです。
稀なケースかもしれませんが、キャビネの天板の裏側(キャビネ内側の天井裏)に小切手1枚が引っかかって張り付いていたこともあります。
職場での探しものは、大半が当日中、遅くとも数日中に紛失が判明しますので、家庭内の探しものに比べれば探し出しやすいとも言えます。
犬猫などのペットや小さい子供さんがいる家庭では、彼らがどこかに持って行って失くしてしまったという可能性もあります。しかし大人だけの家庭であれば、誤って捨ててしまったり泥棒に入られたのでない限り、羽が生えて物がどこかへ行ってしまうことはあり得ません。
皆さんも物が失くなった時は、冷静になって「必ずどこかにあるはずだ」という確信をもって探してください。一気にやろうとすると疲れてしまいますので、のんびり探す方がよい結果が得られるような気がします。
(2)「筆子」さんのブログ「筆子ジャーナル」
上記のブログに、「探し物を見つける効果的な方法」が載っていましたので、参考までにご紹介します。
①まず落ち着く
②頭の中をクリアにする
③最後にそれを使ったのはいつか思い出す
④それがありそうな場所をリストアップ
⑤ありそうな場所を順番に落ち着いて探す
⑥探すときは偏見を持たない
⑦ありそうにないけれど、可能性としてあるかもしれない場所を探す
⑧他の人が持っているのではないか?
⑨休息を取り脳を休める
⑩それでも見つからなかったら、断捨離の出番