「心斎橋筋」は「ドラッグストア街」になった?「御堂筋・ウメキタ」が大変貌!

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心斎橋ドラッグストア

最近の大阪の変貌は、目覚ましいものがあります。大阪のメインストリートである「御堂筋」は、今年で開通81年になります。

私が社会人になった50年近く前は、「だだっ広い道路」という印象はありましたが、お世辞にも「綺麗な街路」とは言えませんでした。

その後、「大阪21世紀計画」などで御堂筋の美化・整備が進められた結果、歩道脇の随所に「彫刻」を設置したり、クリスマスの季節にはパリのシャンゼリゼ通りのように「イルミネーション」を点灯させたり、銀行その他の商業ビルの1階におしゃれな「カフェ」を開いたりと様変わりに良くなっています。大阪国際女子マラソンなどのマラソン大会のルートとしても有名になりました。橋下徹大阪市長(当時)の働きが、御堂筋の活性化に大きく寄与したことは間違いありません。

また、心斎橋から本町にかけての御堂筋沿いの、かつて銀行の支店などがあった跡地には、シャネルやルイヴィトンなどの海外有名ブランドが出店し、フェラーリやランボルギーニなどの外車のショールームや海外有名ブランド時計店も軒を連ねています。

「大阪21世紀計画」について、当時「大阪21世紀協会」のアドバイザー(常任理事)を務めていた元通産官僚で小説家の堺屋太一氏(「団塊の世代」の名付け親)が、「御堂筋沿いの銀行の1階部分を、カフェやギャラリーとして一般市民に開放する」というアイデアを出した時には、「そんなことが出来るわけがない」非現実的な提案だと、私は思ったものでした。

「大阪21世紀計画」というのは、大阪21世紀の総合計画である「人が元気・暮らしが安心・都市が元気~大阪の再生・元気倍増プラン」と大阪市が考える「アジアの交流拠点として都市の活気があふれる大阪の街づくり」、「人が集まり、育ち、出会い、交流する中から新しいものを生み出す大阪作り」、「暮らしたい・訪れたい・魅力あふれる大阪作り」を柱として、「水都大阪」「文化創造都市・大阪」を目指して取り組むというものでした。

当時、心斎橋筋商店街は、二つの百貨店を始め老舗の宝飾店や呉服店、昆布店、古書店、画材店、画廊、楽器店、レコード店、喫茶店、洋菓子店などが軒を連ねる「心ぶら」を楽しむのに恰好の商店街でした。

しかし、今や心斎橋筋は、以前からの店で残っているものもありますが、影が薄くなっており、多くの「老舗」や「ファッションブランド」のショップが撤退し、「ドラッグストア街」と化しています。そして大勢の中国や韓国の人たちが闊歩しています。まさに「滄海(そうかい)変じて桑田(そうでん)と成る」変貌です。

一方、御堂筋はと言えば、堺屋太一氏が提唱したような「カフェ」がいくつも出来ており、今後2~3年ほどで御堂筋沿いに4つのホテルが開業すればさらに増える見込みです。

「ギャラリー」も、歩道脇の「野外彫刻」設置で実現されており、最近竣工した銀行ビルの1階ロビーには「カフェ」と共に、「昔の貨幣や古地図を展示するギャラリー」が設置されています。

かつての「風情ある心ぶら」が出来なくなった代わりに、「シャンゼリゼ通りのような御堂筋のプロムナード(遊歩道)をそぞろ歩き」する楽しみが増えたようですね。

シャネルの社長の言葉だったと思いますが、「御堂筋は世界一美しい。パリのシャンゼリゼ通りは、広すぎ(幅70メートル)て反対側の歩道を通っている人が良く見えないが、御堂筋の幅は44メートルでちょうどよい。だから、わが社は御堂筋に出店することを決めた」との発言もあるほど、海外有名ブランドの評価も非常に高いのです。

ウメキタは、JR大阪駅北側にあった「JR貨物の梅田貨物ターミナル」の広大な跡地の再開発プロジェクトで出来たエリアです。

JR大阪駅とヨドバシ梅田との連絡通路は設置済みで、2020年にはヨドバシ梅田北側に巨大ホテルが建設される計画もあります。JR大阪駅の南側では、阪急百貨店と阪神百貨店への連絡通路が整備済みで阪神百貨店ビルの建替え二期工事も始まっており目に見えて便利になって来ています。

今後の御堂筋・ウメキタの変貌が大変楽しみです。その頃まで是非とも元気でいたいものです。