「言語明瞭、意味不明(不明瞭)」の発言と言えば、竹下登元首相のことがまず頭に浮かびますが、最近環境大臣に就任した小泉進次郎氏の発言も、国連での「セクシー発言」などこのようなことがよくあります。
1.わかりにくいメッセージや説明文
それはさておき、最近私がインターネットを使ってブログを書いていて特に感じることは、マイクロソフト(Microsoft)社やグーグル(Google)社からのメッセージや説明文が、翻訳が悪いためか、そもそも内容が専門的で複雑すぎてド素人には理解しにくいのか「言語明瞭、意味不明(不明瞭)」のことがよくあります。
要するに「どうしたらよいのか、さっぱりわからない」ことが多いのです。
(1)インターネットエクスプローラーの例
よくインターネットエクスプローラーを立ち上げた最初の画面で、「アドオンを無効にすることで、閲覧の速度を上げます」という表示がでます。
しかし、そもそも「アドオン」の意味がわからないし、「どのアドオンを無効にすればよいのか」、また「無効にしたらどんな悪影響が出るのか」が素人にはさっぱりわかりません。
(2)マイクロソフト(Microsoft)社の例
エクセルで編集後に文書を上書き保存しようとすると、「共有違反のため保存できません」というメッセージが出ることがあります。「IMEが無効です」「Microsoftアカウントを修正する必要があります」などのメッセージが出ることもあります。
(3)グーグル(Google)社の例
私はブログに「グーグルアドセンス」を利用しているのですが、よくわからないメッセージが時々出て来ます。
「要注意:収益に重大な影響が出ないよう、ads,txtファイルを修正してください」などです。
「今すぐ修正」をクリックしても、その文章の中に意味がわからない言葉が多すぎて前に進めず、「ヘルプ」をクリックしても同様で「万事休す」となります。
(4)ポップアップ画面などで出て来る「詐欺サイト」にご注意
「インターネットエクスプローラー」や「エッジ」などのブラウザ(インターネットでホームページなどを閲覧する時に使うソフト)でネットを拾い読みしていると、突然「警告音」や「セキュリティ重要な警告」などの「警告メッセージ」が出て来ることがあります。
「PCがクラッシュする」とか「個人情報やクレジットカード情報の漏洩」などのウソの情報を表示してきます。
これは「広告表示を利用した詐欺」です。WindowsやMicrosoftの名を騙って、訳の分からないインターネット閲覧者に、「早く対応しないと、このままではシステムが壊れてしまう」と「早急に処置しないと大変なことになる」かのごとく不安を煽り、「最新ソフトと称するもの」(「ウィルスソフト」)をインストール(導入)させようとするものです。
日本語の使い方がちょっとおかしいので、「外国人」が作っているようです。
2.サポートシステム
パソコンメーカーやマイクロソフト社、グーグル社などではそれぞれ独自の「サポートシステム」を設けています。
(1)NEC(パソコンメーカー)
私はNECのパソコンを使っていますので、NECについてご紹介します。
「121コンタクトセンター」というサポートシステムがあります。フリーダイヤルの電話サポートは午前9時~午後7時までですが、チャットの場合は、24時間365日対応となっています。
有料の「リモート(遠隔操作)による相談」もあります。
(2)マイクロソフト社
「マイクロソフトサポート」(Just Answer jp.)という「チャット」によるサポートシステムがあります。
これは「マイクロソフト」「ウィンドウズ」「アウトルック(メール)」についての質問を受け付けています。「自動音声での回答」のようなまどろっこしさ・わかりにくさがなく、「オペレーターによる応答」同様、LINEのようなやり取りのできる「チャット」方式なので我々のような素人向きです。
(3)グーグル社
まず第一にやるべきなのは、「フィードバック」に分からない事柄を入力することで、グーグル社に伝えることです。ただこれに対しては、直接的な回答は返って来ません。
そこで、次に頼るのは「Googleプロダクトフォーラム」です。こちらに質問事項を伝えると、誰かがわかりやすい表現に変えてみたりして教えてくれます。「ヤフー知恵袋」のような存在ですね。
「Gmailヘルプ」で解決しない問題も、「Googleプロダクトフォーラム」に投稿すると、何らかのヒントが得られるかもしれません。
(4)J:COM(ケーブルテレビ会社、インターネット接続業者)
我が家ではテレビ・電話・インターネットをJ:COMで契約しているため、インターネット接続業者(プロバイダー)もJ:COMです。
フリーダイヤルによる「J:COMおまかせサポート」(有料)があります。これには「リモート(遠隔操作)による相談」もあります。またこのサポートは、パソコン購入時のセットアップ、インターネット接続、メール設定の代行も入っており、利用価値の高いものです。
3.ド素人(超初心者)向けのわかりやすい解説
(1)書籍
「今すぐ使える○○」「サルでもわかる〇〇」「いちばんやさしい○○」「本当によくわかる○○」「スッキリわかる○○」「これならできる○○」などの解説書・入門書がたくさんあります。
これは、裏を返せばそれだけわかりやすい入門書・解説書が必要とされているということです。
(2)インターネット
「〇〇とは?」で検索すると、いろいろな記事が出て来ます。「Yahoo!知恵袋」や「教えて!Goo」も同様な役割を果たしている「インターネット質問箱」です。
(3)「ワンストップ」がベスト
このようにいろいろな初心者向けの解説書が出ていますし、「インターネット質問箱」のようなものもありますが、私は、インターネット上で直接的に「ワンストップ」で解決できる説明の仕方を工夫してもらえればベストだと思います。
まず最初に簡潔で分かりやすい日本語でのメッセージを出し、それでもわからない人のためにそれぞれの言葉をクリックすればわかりやすい説明が出て来るという方式です。
また、操作が必要になる場合は、実際の画像を添えたわかりやすい説明があればありがたいと思います。
マイクロソフト(Microsoft)社やグーグル(Google)社の関係者の皆様方にご検討をよろしくお願いしたいと思います。