「年賀状じまい」(終活年賀状)が急増!

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年賀状じまい

「年賀状」については、年々減少傾向にあることは、報道でも言われているだけでなく、私自身も個人的に実感していることです。

年賀状の発行枚数は、平成15年の44億枚が最高で、平成30年は24億枚にまで減少しているそうです。また数年前には郵便局職員が、「ノルマ」で買わされた年賀状を大量に金券ショップに持ち込んでいることが問題になりました。

1.「年賀状じまい」(終活年賀状)の急増

年賀状を続けるか、やめるかの判断はなかなか難しいもので、どなたも経験があることだと思います。

一時「虚礼廃止」ということが叫ばれたこともありますが、年賀状は徐々に減っているものの、急激に減少することはありませんでした。

ところが、今年は「年賀状じまい」が急増しているということです。年賀状印刷業者によれば、例年は「子供の誕生報告」や「結婚報告」の文言の印刷が多かったそうですが、今年は「年賀状じまい」の文言の印刷依頼が急増しているそうです。

「年賀状じまい」は、「年賀状終了宣言」ですが、もともとは「終活年賀状」でした。

2.「年賀状じまい」急増の理由

「年賀状じまい」は「人付き合いの見直し」で、言わば「仕分け」ですが、急増している理由は何でしょうか?

(1)若い人は、SNSで済ませることが出来るので、年賀状の必要性を感じないこと

(2)高齢の人は、年々出状相手の人が亡くなって行き、自然に徐々に減少して行きますが、「終活」の一環として、年賀状を減らそうと考えていること

(3)来年は平成31年で、平成が今回の年賀状で終わるのを機会に整理したいこと

3.失礼にならない「年賀状じまい」の書き方

しかし、「年賀状じまい」を書くとしても、相手の人に「絶縁状」のように受け取られて、悪感情を持たれては、今までの付き合いが台無しになってしまいます。

そこで次のような方法で、失礼に当たらない書き方をするようにしてはどうでしょうか?

(1)「今後もお付き合いをよろしくお願いします」という文言を必ず添えること

(2)はがきや手紙以外の連絡手段(メール、Twitterなど)を伝えること

なお、「病気」や「高齢」のようなマイナスイメージのことは、書かない方が相手に心配をかけないためにもよさそうです。