地球滅亡・人類滅亡の可能性はあるのか?「パンデミック」による滅亡もありうる!

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地球への隕石衝突

前に「新銀河紀行」というNHKの番組の記事を書きました。これは「滅亡した地球文明を宇宙人目線で見て解説する」という趣向の教養エンターテインメント番組でした。

一見奇想天外な話ですが、長い長い宇宙の歴史から考えると、いつかは地球上の人類が滅亡する可能性は十分考えられます。それが何十億年先か、何万年先か、何千年先か、それとも数百年先かはわかりませんが・・・

1.地球の歴史と人類の歴史

(1)地球の歴史

138億年前に「ビッグバン」があり、その38万年後の「宇宙の晴れ上がり」の後、超銀河団、銀河団、銀河、恒星が形成され、「超新星爆発」とその残骸の飛散がありました。46億年以上前に過去の超新星爆発で散らばった星間物質が再び集まって形成された星が「太陽」です。

そして46億年前に、微惑星の衝突付加によって「地球」が誕生しました。

地球の「最期」(未来予想)については、50億年先の話ですが、「膨張して赤色巨星となった太陽に地球が飲み込まれてしまう」という説と、「地球が太陽系の外に放り出されて銀河系とアンドロメダ銀河との衝突に巻き込まれてしまう」という説があります。

(2)人類の歴史

我々現生人類の「ホモサピエンス」は、約20万年前にアフリカに出現し、約10万年前にアフリカからユーラシア大陸各地に拡散していったようです。

「世界四大文明」(エジプト文明・メソポタミア文明・インダス文明・黄河文明)と呼ばれる古代文明でも、紀元前6000年から紀元前2300年ころに発生したもので、たかだか8千年ほどの歴史です。そして現代の我々が恩恵に浴している「近代文明」と言えばわずか数百年の歴史です。

(3)生物の大量絶滅の歴史

大量絶滅」とは、「ある時期に多種類の生物が同時に絶滅すること」で「大絶滅」とも呼ばれています。

「地質時代」(46億年前の地球誕生から直近数千年の「有史時代(歴史時代)」以前までの時代)には、5回の大量絶滅(「ビッグファイブ」とも呼ばれる)がありました。

それは「オルドビス紀末」「デボン紀末」「ペルム紀末」「三畳紀末」「白亜紀末」に起こっています。

「オルドビス紀末」(約4億4400万年前)には、当時生息していた生物種の85%が絶滅しました。「デボン紀末」(約3億7400万年前)には、全ての生物種の82%が絶滅しました。「ペルム紀末」(約2億5100万年前)には、全ての生物種の90~95%が絶滅しました。「三畳紀末」(約1億9960万年前)には、全ての生物種の76%が絶滅しました。「白亜紀末」(約6550万年前)には、「恐竜」をはじめとして全ての生物種の70%が絶滅しました。このような大量絶滅を繰り返して「地球上で栄える生物の交代」が行われてきたのです。

「大量絶滅」の原因としては、「隕石や彗星などの天体衝突説」が有力ですが、「超大陸の形成と分裂に伴う大規模な火山活動による環境変化」などが挙げられています。

「大量絶滅」の直後には、空席になったニッチ(生態的地位)を埋めるべく、生き延びた生物による急激な「適応放散」が起きるそうです。

私は中学生の時、理科の先生から「地球で最後に生き残るのはクモかイカだ」という話を聞いた記憶があります。根拠はよくわかりませんでしたが、地球の支配者が人類のような「脊椎動物」から、クモやイカのような「節足動物」「軟体動物」に代わる可能性はゼロではありません。昆虫もそうですが、クモやイカなども人間などと違って寿命が1年~数年と短いので、それだけ環境の変化に対応して進化するサイクルが早く、絶滅しそうになってもわずかに生き残ったものが環境に素早く順応して生き延びるということかもしれません。

このように見てくると、「人類だけは永遠に絶滅しない」とは言い切れないように思います。

2.地球滅亡・人類滅亡の原因として考えられるもの

(1)自然現象によるもの

①隕石や小惑星の衝突

今から約6500万年前、中南米のユカタン半島に小惑星が衝突して、恐竜が滅亡したと言われています。この隕石衝突時の衝撃は、広島原爆の30億倍近いエネルギーに相当するそうです。

小惑星が地球に衝突すると、巨大地震や巨大津波、火山の噴火などを誘発する恐れがあります。NASAは、直径500mを超す巨大小惑星「ベンヌ」が2135年9月22日に地球に衝突する可能性があると発表しています。衝突した場合の威力は、アメリカが現在配備している核弾頭ミサイルに匹敵するとしています。

②破局噴火(スーパーボルケーノ)

「破局噴火」とは、「地下のマグマが一気に地上に噴出する壊滅的な噴火」のことです。これは地球規模の環境変化や大量絶滅の原因となります。

③太陽フレアの影響

「太陽フレア」とは、「太陽における爆発現象」のことで、「太陽面爆発」とも呼ばれます。太陽の活動が活発な時に、太陽黒点付近で発生するものです。

とてつもなく巨大な太陽フレアが発生した場合、電磁波や電気を帯びた粒子(プラズマ)によって磁気嵐が起こり、人工衛星や通信機器などの人類の文明機器に異常を来たす場合があります。プラズマによって地上の送電線に過剰な電流が流れ込み、変圧器が破壊されて大規模停電が発生する可能性もあります。

パンデミック

「パンデミック」とは、「感染症の全国的・世界的な大流行」のことで、「爆発感染」とも呼ばれます。

1918年から1919年にかけて、世界中で「スペイン風邪」が大流行して、感染者が5億人、死者が1億人も出たと言われています。現代は当時と比較して国際間の人の往来が格段に多くなっていますので、瞬く間に世界中で大流行する恐れが高くなっています。

<2020/1/25追記>「新型コロナウイルス肺炎」の脅威

2019年12月29日に中国・武漢市で発生が確認された「新型コロナウイルス肺炎」は、武漢のほかに北京や深圳、マカオ、香港、韓国や台湾、日本、タイ、アメリカ、シンガポール、ベトナム、フランス、オーストラリアでも患者が確認され、感染者は2020年1月25日時点で1300人を超え、41人が死亡しました。今後「春節」(2020年は1月25日が「春節(旧正月)当日」なので1月24日~1月30日が春節休暇の見込み)に入って日本を含む世界各国へ何百万人もの中国人旅行者が出かけることが予想されます。

中国では春節前後を含む1月10日から2月18日までが「帰省期間」とされており、期間中延べ30億人が鉄道や飛行機で国内外へ大移動する見込みで、感染拡大が懸念されています。

日本政府は「検疫」を厳格に行い、中国人旅行者については特に厳重な警戒を行い、「新型コロナウイルス肺炎患者」を水際で食い止めるようにしてほしいと思います。一旦日本をはじめ世界各地に広がってしまうと「パンデミック」となる恐れが十分あります。

中国政府には、中国人旅行者の出国の際、「新型コロナウイルス肺炎患者」がいないかどうかの厳重なチェックをお願いしたいものです。

⑤地球温暖化

「地球温暖化」とは、「気候変動の一部で、地球表面の大気や海洋の平均温度が長期的に上昇する現象」のことです。

太陽エネルギーの変化などの自然環境的要因のほか、最近では温室効果ガスなどの人為的要因も挙げられています。

(2)人類自身の活動の結果によるもの

①(熱)核戦争

かつての「米ソ冷戦時代」は米ソ首脳の二人が人類の命運を握っていたと言っても過言ではありませんでした。

しかし現在、「核保有国」はアメリカ・ロシア・中国・イギリス・フランスの五大国のほかに、インド・パキスタン・北朝鮮が保有を表明しており、イランやイスラエルの核開発の問題もあります。

米ロ中の激しい「覇権争い」や北朝鮮の「暴走・暴発」も気になるところです。

②生物兵器戦争

「生物兵器」とは「細菌やウイルス、あるいはそれらが作り出す毒素などを使用し、人や動物に対して使われる兵器」のことです。

「生物兵器」は、国際法(ジュネーブ議定書)で使用が禁止されています。しかし秘かに研究開発が進められているという話もあります。

③人口爆発(人口過多)

現在地球上の人口は76億人と推定されていますが、2100年には112億人にも達すると言われています。日本は「人口減少」が止まらず、その対策に苦慮していますが、全世界的に見ると「人口爆発」によって「食糧不足」「エネルギー不足」「地球環境の破壊」が発生し、人類が滅亡するリスクも指摘されています。

人口が増えているのは、ほとんどがアフリカ大陸の国々で、アジアではインドネシア、インド、パキスタンで人口増加が見込まれています。

④環境破壊による崩壊

環境破壊が原因で大干ばつや大洪水が地球全体で起きて、その被害が大規模に広がれば、人類が住めなくなる世界になる可能性があります。

⑤AI(人工知能)の暴走

AIが人知を超える「シンギュラリティ」とか、AIを用いた「無人機戦争」などが話題になる昨今ですが、人知を超えたシンギュラリティが、人類を滅亡に追いやる暴走をしないとも限りません。

「ターミネーター」という映画のように、「人工知能の反乱」の悪夢が現実になるかもしれません。

3.地球滅亡・人類滅亡についての対策の意見や小説

(1)対策の意見

①スティーブン・ホーキング博士は、太陽系内の星に広く移民することで、将来の地球規模の災害や熱核戦争による人類滅亡リスクを下げることを提唱したそうです。これは、SF小説「地球最後の日」の発想によく似ていますが、現時点では実現は無理だと私は思います。

②経済学者の中には、地球上に自立して外界と隔絶された集落を建設することで、人類存続可能性の案を提唱している者もいるそうです。経済学者のロビン・ハンソンは、100人の生存者がいれば破滅的災害の後に人類が存続できる可能性が大きく上がると述べています。

(2)小説

①フィリップ・ワイリーとエドウィン・バーマーのSF小説「地球最後の日」(1933年)

あらすじはWikipediaから引用すると次のようなものです。

南アフリカの天文学者スヴェン・ブロンソン (Bronson) 博士が、地球に衝突するコースをとる2連の放浪惑星(ブロンソン・アルファ / ブロンソン・ベータ)を発見した。ブロンソンはその天体を撮影した感光板を、デイヴィッド・ランズデルに託してアメリカの物理・天文学者コール・ヘンドロン (Hendron) 博士に届けさせた。

感光板を分析したヘンドロン博士とその研究チームは、その星が確実に、しかもそれほど遠くない時期に地球に衝突する事を確認し、さらにアルファの直径が地球より遥かに大きい事を究明した。

一方、伴星のベータは地球なみの大きさであり、しかも大気や植物が存在すると推定され、さらにアルファと地球が衝突した時点でベータがアルファの引力支配から離れ、元の地球の公転軌道に収まる事が判明した。

ヘンドロン博士及びアメリカ政府は、この分析結果を踏まえ「衝突自体が不可避である以上、人類を存続させる方法はただひとつ、種としての存続が可能な人数が乗り込める大きさの宇宙ロケットを作って地球を脱出し、ベータに移住する事」と結論した。しかし建造期間は長くはとれず、誰を乗り込ませるのかも問題だった。ロケットの建造中も放浪惑星は地球に接近し、それに連れて地震や洪水も頻発し始めた。地球の社会が徐々に崩壊する中、ヘンドロンのチームは様々な障害を乗り越えて、ロケットの建造を進めていく。

②アラン・ワイズマンの「人類の消えた世界」(2009年)

③夏樹静子・五十嵐均合作の「βの悲劇ーTHE DOMEードーム」(1996年)

これは「人類滅亡の危機に備えて外界から隔絶した核シェルターのような巨大ドーム」を建設したその後の物語を描いた長編パニック小説ですが、上記(1)②の経済学者の提唱を彷彿とさせるような話だったと記憶しています。

この小説発表の10年前の1986年に夏樹静子は「ドームー終末への序曲ー」という小説を書いています。

彼女は「この小説は、人類の種を絶やさずに生き延びさせるための巨大なドームを南海の孤島に建設しておけないかという発想のもとに、多くの専門家、専門機関の指導・助力を得て書いた」と述べています。

南太平洋の孤島に1990年9月に完成したその地球最大の建造物は、直径500m、地上高160m。特殊なガラスによって隔絶された空間には1000人が何十年にもわたって住める計算でした。もし全面核戦争という非常事態になれば、人類の種を絶やさぬために外界との接触を完全に断つ計画でした。

その続編が、「βの悲劇ーTHE DOMEードーム」で、ドーム完成からほぼ10年後の物語です。

米ソの冷戦が終結し、ドーム建設当初に想定していた熱核戦争の脅威はひとまず去りましたが、別の人類滅亡を招く死の魔手が現れます。それは新たに発生した「βウイルス」と呼ばれる「新型インフルエンザウイルス」でした。

興味をお持ちの方はぜひご一読ください。



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