「人を動かす三原則」とは?デール・カーネギーとアリストテレスの主張を解説

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アリストテレス

私は、駆け出しのサラリーマンの頃、デール・カーネギーの「道は開ける」という本を読み、仕事上の悩みが軽減された記憶があります。そして、彼のもう一冊の本「人を動かす」という本も読んでみました。

1.デール・カーネギーの「人を動かす三原則」とは


人を動かす文庫版 [ デール・カーネギー ]

デール・カーネギー(1888年~1955年)は、鉄鋼王のアンドリュー・カーネギー(1835年~1919年)とは同じ苗字ですが別人です。

彼は、アメリカの作家・教師で、自己啓発、セールス、企業トレーニング、スピーチおよび対人スキルに関する各種コースの開発者で、「人を動かす」は今日でも支持を得ているベストセラーです。

彼の「他者に対する自己の行動を変えることにより、他者の行動を変えることが出来る」という考え方は、アルフレッド・アドラー(1870年~1937年)の心理学に似ています。

彼の言う「人を動かす三原則」は次の通りです。

(1)盗人にも五分の理を認める

(2)重要感を持たせる

(3)人の立場に身を置く

なお、他に「人に好かれる六原則」というのもあります。

(1)誠実な関心を寄せる

(2)笑顔を忘れない

(3)名前を覚える

(4)聞き手に回る

(5)関心のありかを見抜く

(6)心からほめる

2.アリストテレスの「人を動かす三原則」とは

アリストテレス(BC384年~BC322年)は、古代ギリシアの哲学者です。プラトンの弟子であり、ソクラテス・プラトンとともに西洋最大の哲学者の一人です。

アリストテレスが「弁論術」の中で述べている「人を動かす三原則」(説得を成り立たせる三つの要素)は次の通りです。

(1)「エトス」(信頼):個人の人柄、品性、気風、倫理性、信頼のことで「仁徳」とも言えます。相手に「この人の言うことなら聞く価値があるだろう」と思わせる力です。

(2)「パトス」(共感):情熱、熱意、感動など心情的に聞く人が共感できる気分です。

(3)「ロゴス」(論理):論理、ロジック、言語のことで、相手に「なるほど、もっともだ」と納得させることが出来る力、話の内容の正しさです。

なお、最も重要な「エトス」について、彼は「エトスの5つの要素」を示しています。

(1)力動性:行動力や元気の良さ

(2)社交性:社会生活の基本となる礼儀正しさ

(3)権威のある態度:高い専門性があり、自信を持って語れる力

(4)信頼性:信頼は信用の継続的な成果

(5)個人的な魅力:愛される人柄

以上の二人の「人を動かす三原則」は、現代の我々にも参考になる部分があると思います。今後の仕事や対人関係に活用したいと思います。



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