人気女子ゴルファーの三浦桃香が、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の「ティーチングプロフェッショナル資格」を取得し、協会会員となることが分かりました。12月12日に行われる入会式に出席し、“プロ”としてのキャリアをスタートさせます。
三浦桃香は、渋野日向子や原英莉花、小祝さくらなどと同じ1998年度生まれの「黄金世代」の女子プロゴルファーですが、そう言えば最近テレビのゴルフ中継で、あまり見かけなくなっていましたね。
実は彼女は2017年から3度プロテストに失敗。2018年、2019年はツアーの出場権を争う予選会を突破し、「単年登録選手」としてツアーに参戦していました。
しかし2020年からは、「JLPGAプロテスト合格者」しか下部ツアーを含めて出場資格を得られなくなったため、ティーチングプロの資格取得を目指して活動していました。
2021年4月には、紫外線アレルギーを理由にツアー復帰を断念することを表明していました。
現状では予選会(QT)参加も可能になりますので、紫外線アレルギーの改善状況次第ではツアー復帰を決断されるかもしれません。
私は個人的には、彼女がツアー復帰して「黄金世代」として活躍されることを期待しています。もっとも、「彼女のゴルフレッスンをぜひ受けたい」という人も多いかもしれませんね。
2020年の新型コロナウイルスの流行をきっかけに、ゴルフは「密にならずに楽しめるスポーツ」ということで人気になりました。ゴルフ練習場やゴルフ場で若い人たちの姿を見かける機会が明らかに増えました。その勢いは2022年もとどまることを知らず、むしろ加速しているように感じます。
かつては「オジサンのスポーツ」と言われ、若い世代には敬遠されていましたが、今はむしろ「オシャレなスポーツ」として若者たちや女性からも支持されています。最近の日本人の若手女子プロゴルファーの活躍もその一因ではないかと私は思います。
2019年8月4日、「黄金世代」と呼ばれる若手女子ゴルファーの一人の渋野日向子(当時20)が、「全英女子オープンゴルフ」に優勝しました。
これをきっかけに、日本の女子プロゴルフ界に宮里藍以来のフォローの風が再び吹き始めたようです。それまでは韓国勢に圧倒されっぱなしで、毎週のように韓国人選手に優勝をさらわれていましたが、2020年~21年からは明らかに日本人の女子プロゴルファーの活躍が目覚ましいものになってきました。
現在女子プロゴルフ界では、小祝さくら・渋野日向子・原英莉花・勝みなみ・新垣比菜・淺井咲希・河本結・大里桃子などの「黄金世代(1998年4月2日~1999年4月1日生まれ)」や古江彩佳・澁澤莉絵留・西村優菜・安田祐香・吉田優利などの「プラチナ世代(ミレニアム世代)(2000年4月2日~2001年4月1日生まれ)」と呼ばれる20代前半の選手が大活躍するようになって来ました。
さらにその下の世代の山下美夢有・笹生優花・西郷真央などの有望選手は「第三世代」あるいは「新世紀世代」と呼ばれ始めています。
これについては「女子プロゴルフが再び面白い!黄金世代・プラチナ世代・新世紀世代が大活躍」「女子ゴルフ賞金ランキング争いは熾烈!シード権争いはメルセデスランキング。」という記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。
1.三浦桃香の超可愛い画像
2.三浦桃香とは
三浦桃香(みうら ももか)(1999年2月12日~ )は、宮崎県出身。身長169cm、体重52kg。宮崎・日章学園高校出身。マネジメント契約先はスポーツビズ。持ち味のドライバー飛距離は280yd。趣味はカラオケ。
母・恭子さんの影響で9歳からゴルフを始めました。 ジュニア時代は「九州中学校選手権」などの大会で優勝。高校1年生の時に「マンシングウェア東海クラシック」、「サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント」に出場し、いずれも「ベストアマチュア賞」を受賞。
ジュニア時代は同じ九州地区にて勝みなみ(鹿児島県)、新垣比菜(沖縄県)と同世代で競い合う間柄でした。
2018年日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)主催のトーナメントにおけるシーズン前半戦の出場権を獲得。「サイバーエージェントレディスゴルフトーナメント」で7位タイなどの成績を残す。
2019年シーズンは、キャロウェイゴルフとクラブ・ボールの用具契約を締結。この年のプロテストを受験しましたが、途中棄権により不合格に終わりました。
ツアー出場権を争うQTの制度変更により、正会員でない選手はQTに出場することができず、また既にアマチュア資格を放棄していることから、主催者推薦であってもツアーに出場することができないため、2020年のトーナメントに出場することは不可能となりました。
2020年に男子下部ツアー2試合に出場しましたが、いずれも予選通過はできませんでした。
一方で、彼女は原因不明の発疹などの体調不良を訴え、来季休養も示唆していました。
しかし、2020年7月には「ゴルフサバイバル」(BS日テレ)に出場したほか、AbemaTVでは自らの冠番組「三浦桃香ゴルフリアリティ」が始まるなど、元気な姿を見せていました。
2021年4月17日、BS-TBSの番組『裸のアスリート2』にて「紫外線アレルギーによる体調不良のため、ツアープロを断念する」ことを発表。彼女自身は「ティーチングプロ資格」取得を目指す意向を持っており、今後もゴルフと関わっていくことを明らかにしていました。
2022年12月にティーチングプロテストに合格。これにより日本女子プロゴルフ協会にティーチングプロフェッショナル会員として入会登録することとなりました。またティーチングプロとして「予選会」(QT)に出場することも可能となります。