高槻市民が待ち望んでいた「高槻城公園芸術文化劇場」がいよいよ3月18日にオープンします。現在(2023/2/24)は外構工事の仕上げの真っ最中(下の写真)です。
オープン初日は午後1時~3時まで、「高槻城公園芸術文化劇場」の「内覧会」が開かれます!!
開館記念式典後に館内が無料開放されます。誰でも自由にホールやスタジオを見学できますので、ぜひお越しください。
なお、劇場の駐車場は使用できませんので、お車の場合は近くのコインパーキングを利用してください。自転車・バイク置き場はあります。
内覧会の日時:3月18日(土曜日)13時から15時(事前予約は不要。入館は14時30分まで)
料金:無料
注意:一部入れない部屋があります。駐車不可。駐輪、バイク可。
1964年9月、私が15歳(中学3年生)の時に、「高槻市民会館大ホール」(下の写真)がオープンしました。
毎年8月初めに開催される「高槻まつり」の中のイベント「ミス高槻コンテスト」や、毎年5月3日・4日の「高槻ジャズストリート」の公演会場にもなりましたので、私もよく見に行きました。
この年は「東海道新幹線開業」や「東京オリンピック開催」と全国的にも大きなイベントがありました。NHK大河ドラマは長谷川一夫主演の「赤穂浪士」でした。
当時の首相は「所得倍増計画」で有名な池田勇人(1899年~1965年)で、日本の「高度成長時代」の真っ只中だったように思います。
私にとっても「古き良き時代」(good old days)です。あれから58年の月日が流れました。
「高槻市民会館大ホール」(2022年7月閉館)は開館から50年以上が経過した会館は老朽化が激しいため、高槻市は取り壊した上で、近くに「高槻城公園芸術文化劇場」(2023年3月開館)を新設することを決定しました。
1.「高槻城公園芸術文化劇場」とは
本物の高槻城は1874年に破却され、石垣は鉄道建設資材に使われて跡形もありません。
しかし、この新しい「高槻城公園芸術文化劇場」は、古い歴史を誇る「芸術・文化都市 高槻」の新しいランドマーク、シンボルになると私は思います。
1,512席を有する北摂最大級の大ホール、206席の小ホール、大・中・小のスタジオ・練習室のほか、カフェや駐車場などが整備されます。
緑に包まれた音楽ホールのほか、高槻初となる本格的な演劇・ダンス向けの大スタジオが誕生します。エントランスには人気ベーカリー&カフェが、屋外にはイベントも開催できる広場ができ、公演鑑賞以外の人も気軽に来館できるようになります。
2.「将棋・名人戦七番勝負」の第3局を「高槻城公園芸術文化劇場」で開催
「関西将棋会館」が令和5年度に高槻へ移転することが決まっています。
また2023年1月21・22日には、将棋の8大タイトル戦の1つで最高峰の棋戦の1つとも言える「王将戦」の第2局が、摂津峡花の里温泉 山水館で開催され、藤井聡太王将と羽生善治九段が対戦しました。
将棋の第81期名人戦七番勝負(毎日新聞社・朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛)が4月5日に開幕することが決まりました。
七番勝負の日程と開催地は以下の通りです。
第1局=4月5、6日「ホテル椿山荘東京」(東京都文京区)
第2局=4月27、28日「浮月楼」(静岡市)
第3局=5月13、14日「高槻城公園芸術文化劇場」(大阪府高槻市)
第4局=5月21、22日「麻生大浦荘」(福岡県飯塚市)
第5局=5月31、6月1日「緑霞山宿 藤井荘」(長野県高山村)
第6局=6月13、14日「常磐ホテル」(甲府市)
第7局=6月27、28日「天童ホテル」(山形県天童市)
4連覇を目指す渡辺明名人(38)(下の写真)への挑戦者を決めるA級順位戦最終局は3月2日に静岡市の浮月楼で行われます。
広瀬章人八段(36)と最年少名人の獲得がかかる藤井聡太王将(20)(下の写真)が6勝2敗でトップに並び、5勝3敗の斎藤慎太郎八段(29)、豊島将之九段(32)、永瀬拓矢王座(30)、菅井竜也八段(30)にも挑戦の可能性が残ります。
濱田剛史市長は、ホームページに次のような一文を寄せています。
今年度、誘致に取り組んでまいりました、伝統ある将棋のタイトル戦「名人戦」が、本市で開催されることが決定、発表されました。
名人戦は、1935年に始まった最も長い歴史を有するタイトル戦で、本市では、「第81期名人戦七番勝負」の第3局が、5月13日と14日の2日間に行われます。会場は、新たに開館する高槻城公園芸術文化劇場となりますが、古くから将棋が嗜まれた地で歴史ある一戦が繰り広げられることに、感慨を覚えずにはいられません。
1月に開催された王将戦に続き、この名人戦が開催されることとなり、「将棋のまち高槻」として、ますます日本の伝統文化である「将棋」の振興に寄与することができると、嬉しく思っています。
今後、関連イベントの準備も進めてまいりますので、市民の皆さまとともに、この名人戦、大いに盛り上げていきたいと思います。
高槻は「将棋のまち」として古くから将棋が盛んでした。下の写真は、江戸時代の武家屋敷が広がっていた高槻城三の丸跡から発掘された将棋駒です。
3.高槻の歴史・芸術・文化・自然・郷土の偉人
高槻は全国的な知名度はあまり高くないと思いますが、意外と古い歴史があり、継体天皇・藤原鎌足・能因法師・在原業平・高山右近・三好長慶・高碕達之助など有名な人物とゆかりがあります。
私は、故郷である高槻を少しでも多くの人に知ってもらうために、いろいろな記事を書いていますので、ぜひご覧ください。
(1)歴史
・110万年前の高槻市は海の中で、太古の時代にはタカツキワニが生息していた!
・高槻市の「大蔵司遺跡」は弥生時代の遺跡だが、丘陵地にある!
・高槻市安満遺跡公園が全面オープン!市民の憩いの場・歴史学習の場・防災公園に
・高槻市の「阿久刀神社」は大王家ともつながりの深かった「三島県主」の守り神!
・大化の改新の中心人物「藤原鎌足」の墓は高槻市の「阿武山古墳」にあります
・高槻市の野見神社は古い歴史のある由緒ある神社。「花手水」でも人気!
・高槻の上宮天満宮は太宰府に次ぐ2番目の天満宮で、京都の北野天満宮より古い?
・三好長慶は「戦国時代最初の天下人」だった!高槻の芥川山城から天下に号令。
・高山右近はなぜキリシタンになったのか?国外追放でも棄教拒否したのはなぜ?
・徳川家康の瘡蓋(かさぶた)を治した霊験あらたかな「笠森稲荷」は高槻市にある
・高槻「芥川宿仇討ちの辻」を見て、江戸時代の「敵討ち(仇討ち)制度」を考える
(2)芸術
・「伊勢(歌人)」と「能因法師」との関係は?両者にゆかりのある高槻市
・「芥川(あくたがわ)」にまつわる面白い話。洪水による決壊の歴史もある!
(3)文化
・2020年2月16日実施予定の「鵜殿のヨシ原焼き」は高槻の早春の風物詩!
・高槻ジャズストリートは毎年5月3・4日開催。高槻の街はジャズ一色!
(4)自然
・「とかいなか」とは?「都会」と「田舎」の良さを併せ持つわが故郷「高槻市」!
・高槻市摂津峡でホタルが見られます。子供もきっと喜びます。家族連れでどうぞ!
・高槻森林観光センター内の高槻しいたけセンターで屋内バーベキュー!
(5)郷土の偉人
・高階春帆は幕末から明治を生きた高槻藩士で、藤井竹外の弟子の有名な漢詩人!
・藤井竹外は幕末の動乱期を生きた高槻藩士で、七言絶句で有名な漢詩人!