1.はなせばわかる
「話せばわかる!」「問答無用!!」
1932年(昭和7年)5月15日に、軍部政権の樹立を目論む青年将校らによって、犬養毅首相が暗殺される事件がありました。世にいう「五・一五事件」です。
この時、犬養首相が発した有名な言葉が、「話せばわかる」でした。「君たちが国を憂うる気持ちはよくわかる。だから、ゆっくり話し合おうではないか?」と、首相は言いたかったのでしょう。
しかし、血気にはやる青年将校たちは、「問答無用」と言って、首相を射殺してしまいました。
ところで、私たち「団塊世代」に共通の悩みは、「パソコンや本の文字が読みにくい」ということです。
以前は、「離せばわかる」というCMの文句の通り、少し離して見るようにすれば、何とか済んでいたのですが、今ではメガネを外して、棟方志功さんよろしくパソコンや本に目をぐっと近づけて、片目をつむってやっとどうにか判読できるという為体(ていたらく)です。
仕事をするときは、「ルーペ」(虫眼鏡)が欠かせません。その「ルーペ」をパソコンの画面に近づけて、文字が大きく見えるようにピントを合わせて、苦労しながら判読しています。
もちろん、パソコンの「表示ーズーム」機能もフル活用しています。それでも間に合わない部分を、「ルーペ」に頼っているわけです。
2.ハズキルーペは目の衰えた中高年の有難い味方
何年か前に、俳優の渡辺 謙さんとタレントの菊川 怜さんが出演する「ハズキルーペ」のCMがあり、話題沸騰しましたが、私にとってはまさに同感なので、強く印象に残っています。
「世の中の文字は小さすぎて読めな~い!!」「新聞も企画書も小さすぎて読めな~い!!」と絶叫するあれです。
でも、このCMには不快感を持つ若い世代も少なくないらしいので、世の中、なかなか難しいものですね。
CMには批判も少なくないようですが、売れ行きは好調なようで、やはり中高年世代のニーズにマッチした商品、中高年には有難い強い味方ということなのでしょうか?
この間、私も「ハズキルーペ」を購入して、現在はパソコンを見る時に活用しており、重宝しています。