「適性診断テスト」を高校3年生の時受けた結果と、今再診断した結果。

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適性診断テスト

1.高校3年生の時受けた「適性診断テスト」

私は高校3年生の4月に学習雑誌に「進路選択のための適性診断テスト」というのがあったので、回答を記入して郵送し、診断結果を待ちました。

実際の進学先を決定する参考にするというよりも、「面白半分」のような感じで受けてみました。結果は「京都市立美術大学」(現在の「京都市立芸術大学」)と出ました。

どういう根拠で美大という結果が出たのか今もって判然としませんが、ちょっと拍子抜けしました。というのは、私は「絵の才能は無い」と自覚していたので、法学部か経済学部を漠然と考えていたからです。

2.リタイア後に再度受けた「適性診断テスト」

実際の進学先は、常識的に自分に合っていると判断した法学部です。

最近はAI審査による「適性職種診断」も出来ているというニュースを耳にしました。ただ、「AI審査機能の精度」がどの程度かと「被験者の回答内容」によって、結果は大きく変わってくるように思います。

また、AI機能搭載の「求人提案サービス」もあるようです。

実際、会社の人事部でこの「AI審査による適性職種診断」を利用し始めているところもあるようですが、到底自分の適職とは思わない職場に回されたと不満な人も出ているようです。

そこで、「適性診断テスト」に対する興味が再燃したので、ネットで「大学進学先適性診断テスト」を受けてみました。

「適している学問系統」の結果は、「サイエンス(理学)」と出ました。「性格」のコメントは次のようなものでした。

集中力があり、凝り性で、物事に対して長期にわたりコツコツと取り組み、やりはじめたら最後までやりとげます。また、知識欲があり、分析したり、新たな発見に喜びを感じます。感情に振り回されず、冷静な考え方をする性格です。計画を立ててその通りに進めるために、必要なものを手配・準備したりするなど、全体を管理することができます。原因を探ったり、疑問に思うことを突き詰めて調べたりして、事実に基づいた客観的な答えを出すことができます。

「性格コメント」の内容は、自分自身の性格分析と大体同じなので納得ですが、適している進路が「サイエンス(理学)」という診断結果は意外でした。

私は、高校時代数学・物理・化学はそれほど得意ではなかったので、もし高校3年生の時にこの診断が出たとしても、理学部へは進まなかったと思います。

よく「数学が出来て成績優秀だから」という理由で医学部を受験し合格したものの、入学後に「自分は医者に向いていない」と気づく人もいると聞きます。作曲家の小林亜星さんも、慶応大学医学部に入学したものの、医者になるのがいやで、経済学部に転部したそうです。

やはり、自分のことは自分が一番よくわかっていますので、進路の決定に当たっては「適性診断テスト」をあまり気にしない方がよいと私は思います。