<2023/8/20追記>蛭田みな美さん、CAT Ladiesで初優勝!おめでとう!
女子ゴルフのCATレディース最終日は20日、神奈川県の大箱根CCで行われ、蛭田みな美が通算13アンダー、203で並んだ西郷真央とのプレーオフを制し、ツアー初優勝を果たしました。
国内女子ツアーの今季第4戦「アクサレディス」最終日、主催者推薦で出場の山内日菜子が2つのチップインバーディなどでスコアを伸ばし、逆転で涙のツアー初優勝を飾りました。
蛭田みな美は、山内日菜子とLPGA88期の同期生で同学年でもあります。
山内日菜子が優勝した「アクサレディス」は予選落ちでしたが、山内日菜子の涙の初優勝には大いに刺激を受けたのではないでしょうか?
実際彼女は「うれしかったのが大きかったけど、自分の優勝も想像ができた。よし頑張ろうと思った」と語っています。
今週の「ヤマハ・レディース葛城」は、第2日目を終えて首位と3打差の2位と好位置です。ぜひ「初優勝」を狙ってほしいものです。
蛭田みな美は、ステップアップツアーでの優勝(1回)はありますが、まだレギュラーツアーでの優勝経験はありません。しかし、今年は初優勝が期待できるのではないかと私は思います。
2020年の新型コロナウイルスの流行をきっかけに、ゴルフは「密にならずに楽しめるスポーツ」ということで人気になりました。ゴルフ練習場やゴルフ場で若い人たちの姿を見かける機会が明らかに増えました。その勢いは2022年もとどまることを知らず、むしろ加速しているように感じました。
かつては「オジサンのスポーツ」と言われ、若い世代には敬遠されていましたが、今はむしろ「オシャレなスポーツ」として若者たちや女性からも支持されています。最近の日本人の若手女子プロゴルファーの活躍もその一因ではないかと私は思います。
2019年8月4日、「黄金世代」と呼ばれる若手女子ゴルファーの一人の渋野日向子(当時20)が、「全英女子オープンゴルフ」に優勝しました。
これをきっかけに、日本の女子プロゴルフ界に宮里藍以来のフォローの風が再び吹き始めたようです。それまでは韓国勢に圧倒されっぱなしで、毎週のように韓国人選手に優勝をさらわれていましたが、2020年~21年からは明らかに日本人の女子プロゴルファーの活躍が目覚ましいものになってきました。
現在女子プロゴルフ界では、小祝さくら・渋野日向子・原英莉花・勝みなみ・新垣比菜・淺井咲希・河本結・大里桃子などの「黄金世代(1998年4月2日~1999年4月1日生まれ)」や古江彩佳・澁澤莉絵留・西村優菜・安田祐香・吉田優利などの「プラチナ世代(ミレニアム世代)(2000年4月2日~2001年4月1日生まれ)」と呼ばれる20代前半の選手が大活躍するようになって来ました。
さらにその下の世代の山下美夢有・笹生優花・西郷真央などの有望選手は「第三世代」あるいは「新世紀世代」と呼ばれ始めています。
これについては「女子プロゴルフが再び面白い!黄金世代・プラチナ世代・新世紀世代が大活躍」「女子ゴルフ賞金ランキング争いは熾烈!シード権争いはメルセデスランキング。」という記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。
しかし、黄金世代より上の世代も負けていません。今年は次々に「初優勝」のヒロインが生まれるような予感がします。
そこで今回は、25歳でまだ優勝経験がない女子プロゴルファー・蛭田みな美についてご紹介したいと思います。
1.蛭田みな美の超可愛い画像
2.蛭田みな美とは
蛭田みな美(ひるた みなみ)(1997年7月15日~ )は、福島県出身。学校法人石川高等学校卒。身長164cm、体重57kg。血液型O型。所属はユアサ商事。
趣味は「ピアノ」と「読書」で、好きな色は赤色です。
(1)アマチュア時代
3歳よりゴルフを始めました。
2011年、「日本ジュニアゴルフ選手権競技」 (女子12-14歳の部) で7位。
2014年、「世界ジュニアゴルフ選手権日本代表選抜大会」で優勝し、日本代表に選出されました。世界ジュニア選手権では個人で3位、永井花奈と組んだ団体でフィリピンに1打差で優勝しました。
「日本女子アマチュアゴルフ選手権競技」ではマッチプレーで行われた決勝を3アンド2で制し優勝しました。
2015年、日本ジュニア選手権 (女子15-17歳の部) で優勝。
(2)プロ入り後
2016年、プロテスト合格。「LPGA新人戦 加賀電子カップ」では高橋恵に次ぎ小野祐夢と並ぶ2位タイ。
2017年、36ホールに短縮された「ヨネックスレディス」では最終日後半にバーディーを続け、青木瀬令奈に2打差の2位。賞金ランク70位。
2018年、ステップアップツアー「九州みらい建設グループレディースゴルフトーナメント」でプロ初優勝。
2019年、「Tポイント×ENEOS」などで4位タイが最高位、賞金ランク58位。