ビックリマンチョコのように、グリコやカバヤのおまけ目当てに買った私の思い出

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カバヤ児童文庫

私の息子たちが子供のころ、ビックリマンブームが起こり、長男はほとんど関心を示しませんでしたが、次男はビックリマンシールを切手のように収集して「ストックブック」に入れていました。

しかし、思い出してみると、私も子供のころ似たようなことをしていました。

1.グリコのおまけ

普通のグリコキャラメルではなく、「アーモンドグリコ」か「チョコグリコ」だったと思いますが、その中に戦前の「使用済み」日本切手や外国切手が入っていました。のちには戦前の古銭(一銭銅貨のような価値の低い小銭)も入っていたように思います。これはシールを集めて応募するものだったかもしれません。

(1)切手・古銭

日本切手では、乃木希典の肖像の入った二銭切手、東郷平八郎の肖像の四銭切手などが多かったように思います。戦前の日本の切手は一色刷りで乃木は赤色、東郷は緑色で、紙質も粗末なものでした。

外国切手では、三角形の切手や多色刷りの動物シリーズのような切手がありました。

戦後、日本で記念切手がブームになった時は、多色刷りの綺麗な記念切手が次々に大量に発行されました。日本の印刷技術は海外でも高く評価され、外国から切手の印刷の注文も舞い込むようになりました。

余談ですが現在、香港や東南アジアの切手マーケットでは、「日本の切手は美しい」「印刷の質が良い」と大変人気が高いそうです。

古銭では一銭銅貨が圧倒的に多かったようです。ごくたまに黄銅貨やアルミ貨もありました。

(2)超小型望遠鏡

これは何枚かのシールを集めて応募するものだったと思いますが、望遠鏡が届くのを楽しみに待っていると、届いたのは長さが15~16cmで直径が1.5cmほどの何ともちゃちな「ミニミニ望遠鏡」で、がっかりした思い出があります。

2.カバヤのおまけ

グリコのマネをしたのでしょうか、岡山県のお菓子メーカーのカバヤ食品は、「カバヤ児童文庫」という本をおまけにしていました。私も何冊か持っていました。

ほかにも、どの菓子メーカーだったか忘れましたが、野球選手のブロマイドがもらえるものがあったように思います。

3.私がおまけに釣られてお菓子を買うのをやめたきっかけ

こう見て来ると、お菓子メーカーが子供を「おまけ」で釣って、販売を増やすという手法は昔からあったことがわかります。

私も、切手や古銭を目当てにグリコのチョコレートキャラメルを買う量を増やして行きました。

ある時、それを見かねた母から、「もし、お前が本当にそのキャラメルをそれだけ食べたいんなら、買ってもいいけど、本当にそうか?」と言われました。

その一言で、熱が一気に冷めました。この母の言葉がなければ、おまけ目当てに際限もなく買い増しを続けるところでした。