カラスの生ゴミ食い荒らしと糞害。夜間のゴミ収集や行政による害獣駆除検討必要

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ムクドリの大群

1.カラスの生ゴミ食い荒らし

以前の記事で、「私の住んでいる町内が、最近カラスの生ゴミ食い荒らしで困っていること」を書きました。

先日、MBSの「この差って何ですか?」というテレビ番組を見ていますと、「東京と地方の差」のテーマで「福岡市はゴミ収集車が夜間(日没から午前0時まで)に来る」という話題がありました。

夜間収集に切り替えたそもそもの理由は、「早朝の交通渋滞を避けるため」だったのですが、「生ゴミがカラスに食い荒らされなくなった」という副次的な効果があったそうです。これは、「カラスが寝ている時間帯のゴミ収集」という良い方法だと思います。

高槻市をはじめ、他の自治体もぜひ検討してほしいものです。

2.カラス・ドバト・ムクドリの糞害

電柱のムクドリ

JR高槻駅や阪急電車高槻市駅の周辺や高架下、JR高槻駅と西武高槻ショッピングセンターやアクトモールなどのビルを結ぶペデストリアンデッキ上などに相変わらずドバトが蝟集しています。

今のところ、JR・阪急電車も西武高槻ショッピングセンターやアクトモールも積極的に何らかの対策を取っているようには見えません。

高槻市役所前のけやき通りのケヤキの木は、10年くらい前からムクドリのねぐらとなっており、夕方になると無数のムクドリが周辺の空を大群で旋回し、旋回が終わると電線に止まったりケヤキの木に集まって、耳をつんざくようなけたたましい声で鳴き交わしています。

今のところ、高槻市役所は積極的に何らかの対策を取っているようには見えません。

3.行政による駆除の必要性

今こそ「カラスの駆除」「ドバトの駆除」「ムクドリの駆除」など「害獣駆除」の「国や自治体による有効な対策」の実行が焦眉の急です。

「鳥獣保護管理法」という法律の規制がありますので、簡単ではありませんが、現状を見ると、このままでは「人間と鳥類との共生」も限界に近付いている感じがします。

はっきり言って、これは「公害」と呼ぶべき事態です。野生動物には、「人間は恐ろしい」と思わせなければ人間と共存共栄する本当の「共生」は無理です。

一部の人の身勝手な「餌付け」が、これを妨げています。一部の市町村では条例で野生動物に餌付けすることを禁止している所もあるようですが、高槻市では実施されていません。

2014年(平成26年)の「鳥獣保護管理法」の改正で、法律上は「野生鳥獣の保護から(個体数の)管理」へ大きく舵を切ったと言われていますが、私の実感としては、あまり変わっていないように思います。

やはり、まず国が「鳥獣保護管理法」を「鳥獣保護管理ならびに駆除法」に改正し、「過保護」から「コントロール・管理」へのシフトにとどまらず、「適切な駆除」へと思い切って大きく舵を切るべき時だと思います。

カラスにも糞害はありますが、ドバトやムクドリ、特にドバトの糞害は深刻で、私もJRのプラットフォームで被害に遭いましたが、とても迷惑です。衛生面でも「鳥インフルエンザ」などの伝染病の懸念もあり、問題が多いと思います。

ドバトの糞は、「クリプトコッカス症」や「オウム病」「ヒストプタズマ症」「ニューカッスル病」「トキソプラズマ症」などの病気を引き起こすもとになりますので、とても心配です。

飼い犬や飼い猫なら飼い主が糞の始末をする義務を負っていますが、野良犬・野良猫や野生の鳥類については誰も責任を取っていないのが現状です。

昔のように地面がほとんど土の場合はバクテリアによる分解も期待できますが、コンクリートやアスファルトがほとんどの現代では、それも期待できません。汚い糞の山が信号機の上に積もっていたり、コンクリートやアスファルトの歩道に糞の跡が残ったままという有様です。

人間の生活に重大な脅威や迷惑を与えている有害鳥獣については、自治体が駆除する義務を負うようにすべきではないかと思います。

そして、信号機の清掃は警察と道路管理者である国・自治体が、道路の清掃は自治体が率先して行うべきではないでしょうか?町の美化という面だけでなく、衛生管理上も是非とも必要なことです。

そして、ペデストリアンデッキは、JR・阪急電車・西武高槻ショッピングセンターやアクトモールが分担してドバトが集まらないようにする対策や清掃をすべきではないでしょうか?

有害鳥獣の駆除は、行政が抜本的かつ強力な対策を実施しないと、近い将来「パンドラの箱」を開けたような「制御不能」の状態に陥ると私は予測します。

極端な話ですが、「パンデミック」のような事態になれば、人間が日常はシェルターに入り、外出時は化学防護服を着て防毒マスクを着用するという本末転倒の形にもなりかねません。